奥多摩湖ロープウェイ


調査日:2010年11月20日


【注意】このレポートでは一部危険な場所の探索を行っています。探索の際にはそれなりの覚悟でお願いいたします。


皆さんは、奥多摩湖に行ったことはあるでしょうか。
東京都と山梨県に跨る大きな人工湖で、秋には周辺の木々が紅葉に色付き、観光客が多く訪れます。

では、実はその奥多摩湖にロープウェイが架かっていることはご存知ですか?
その名も「奥多摩湖ロープウェイ」となんとも分かりやすい名前ですが、おそらく大半の方はご存知ないかと思います。
それもそのはず、このロープウェイ、1962(昭和37)年〜1966(昭和41)年の4年間しか運行されていないのです。
1966年以降運転されていない奥多摩湖ロープウェイですが、現在も「廃線」ではなく「運休線」扱いとなっているため、
駅やゴンドラが撤去されることなく残っています。

そんな奥多摩湖ロープウェイを調査してきました。




奥多摩湖のほとりを走る、奥多摩周遊道路。
今は無料化されているこの道路ですが、未だに料金所が残されています。


















その料金所の脇に、「川野駐車場」という駐車場があります。
この日は紅葉シーズンの休日にも関わらず、駐車場内は閑散としていました。



















その駐車場の端に、1本の鉄塔が立っています。この鉄塔こそが、奥多摩湖ロープウェイのものなのです。
すでに全体が錆びており、老朽化が進んでいます。



駐車場の向かい側に、みとうさんぐち駅へ向かうことのできる階段があります。
この階段は本来、みとうさんぐち駅へ行くために造られたものではなく、奥多摩周遊道路の保守に使用されているもののようです。

















階段は普段使われていないようで苔むしています。
足元が滑りやすいので注意する必要があります。


















途中からは階段が消滅し、斜面を直接登らなければならない場所もあります。
結構勾配が急で少し危険です。

前方に見える建物がみとうさんぐち駅です。

















みとうさんぐち駅に到着です。駅前は木が生い茂っており、夏場はまともに駅舎を見ることができないと思われます。



みとうさんぐち駅の入口です。
窓ガラスはすべて割れてしまっています。



















みとうさんぐち駅の中に入ってみます。内部は思っていたほど荒れていませんでした。
左側の窓は出札口、正面のドアの先はトイレだったと思われます。


出札口の脇には、改札が設置されていました。入場と出場が1列ずつしかない小さなものです。


改札を入って階段を下りると、すぐにホームとなります。すでにゴンドラが見えていますね。


ゴンドラを見る前に、ホームから改札口を振り返ってみます。
写真左側の壁には2つの穴が開けられており、何やら埋め込まれているのが分かります。



  
左写真は左側の穴に埋め込まれていたもの、右写真は右側の穴に埋め込まれていたものです。
「信号」「非常停止」「準備完了」「作業保安」・・・。おそらく現役時代には活躍したものなのでしょうが、現在は朽ち果ててしまっています。




それでは、ゴンドラとご対面です。
ゴンドラはドアが開いた状態で留置されていました。20名ほど乗ったら満員になりそうな非常に小さなゴンドラです。



  
ゴンドラには「みとう」と愛称が書かれています。その上に描かれているマークはロープウェイのロゴでしょうか?
ゴンドラのハンガー・キャリアー部分は長年の風雨によって錆だらけになっています。そのうち落ちてしまわないか心配です・・・。




みとうさんぐち駅ホームから、かわの駅方面を見ます。木々の隙間から先ほど駐車場で見た鉄塔が見えますね。



みとうさんぐち駅の駅名板です。だいぶ痛んでいます。
先ほどから駅名をひらがなで表記していますが、漢字表記の駅名板が見つからず、どの漢字を使用していたか断定できなかったからだったりします。
これは、かわの駅も同様です。

それはそうと、この駅名板、ローマ字表記が「MITOSAnGUTHI」とよく分からないことになってますw















次のページでは、かわの駅側の様子をご紹介します。
ただ、かわの駅自体を訪れることはできなかったため、かわの駅の調査ができなかったことをご了承ください。


かわの駅側へ



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