今日は3月3日、ボクの誕生日です。 朝からブルーさんやグリーンさん、クリスさんやゴールドさんが誕生日を祝いに来てくれました。 プレゼントまでいただいて、とても嬉しかったです。 皆さんと一緒にケーキを食べたり、ゲームをしたり、ちょっとしたパーティーもやりました。 そんな楽しかった1日も、あと30分ほどで終わろうとしています。 ・・・でも、まだボクが一番待ち望んでいるあの人が来ていません。 「ボクの誕生日、忘れちゃったのかな・・・。」 無意識に口からそんな言葉が出てしまいました。 分かっています、あの人がボクの誕生日を忘れるはずがないことくらい。 でも、いつもこうやってボクを不安がらせるんです。 この前だって、待ち合わせの時間になっても全然来なくて。 散々ボクに心配をかけさせたあげく ―― 「ごめんイエロー! 遅くなった。」 ほら、やっぱり。 今日も同じセリフを言いながら、あなたはボクのところへ走ってくる。 それも、満面の笑顔で。 その笑顔を見ると、ボクの今までの不安が全部消し去って、怒る気力がなくなってしまいます。 だから、代わりにボクはいつもあなたにこう返します。 「今日はどうして遅れたんですか、レッドさん?」 このセリフを言わなくて済む日が来ることを願いながら、一方では今日もレッドさんの言い訳を聴くのを楽しんでいるボクがいます。 |
最後まで読んでくださり、本当にありがとうございました。
今回は3月と言うことで、イエローの誕生日小説を書いてみました。 実は、イエローの誕生日小説は2007年にも一度書いていますが、読み返してみたらあまりにひどかったので、書き直しの意味も含めて改めて書いてみました。 その割には、誕生日らしさがまったく出ていませんが・・・。 イエローはすぐ旅に出てしまうレッドが心配でしょうがないのだと思います。 当のレッドはそんなイエローの心配なんてまったく知らないという鈍感さでw イエローはそれを直してほしくて、いつもレッドに言おうとしますが、レッドの笑顔を見ると言えなくなってしまうんじゃないかと。 そんな妄想からこの小説ができました。 個人的に、もっとレッドの出番を増やしてもよかったかな、と今さらながらに思っています。 別に意識したわけではないのですが、気付いたら詩的な感じな小説になっていました。 こんな感じの小説は今回初めて書きました。 ぜひ感想・意見等をお寄せください。当HPの掲示板・メールフォームよりお願いいたします。 《制作予定》 「らき☆すた」小説を中心に書いていくことになると思います。 |