調査日:2015年4月9日


国道414号線旧道(七滝高架橋)
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国道414号線の七滝高架橋の旧道を探索中の私。
赤いラインが現道の国道414号線、緑のラインが旧道です。

現在、左上から右下へ向かってレポートをしています。
このページでは、ループ橋の隣付近からスタートします。


地図は国土地理院の電子地形図を使用






旧道は若干左にカーブしながら続いていきます。
最初の頃よりも道幅が狭くなったように思います。






そのまま進むと、左側の擁壁に謎の出っ張りが出現し、さらに道幅が狭くなりました。
これは旧道になってから設置されたものなのか、それとも現役時代からのものなのか・・・。
仮に現役時代からのものだったとすると、かなり邪魔な存在だったと思うのですが・・・。






すっかり1車線幅になってしまった旧道。
現役時代もこの道幅だとしたら、見通しも悪くすれ違いに難儀していたのではないでしょうか。

この辺りが植物が最も多く、おそらく夏場は藪で大変なことになっていそうです。






しばらく掘割のような場所を進むと、遠くにガードレールが見えてきました。
一番植物が多い区間は抜けました。





ガードレールが復活するとともに、右側の景色が開けました。
そこそこのこう配で下っていきます。






なおも左カーブが続きます。
このあたりまで来ると、だいぶ植物もおとなしくなってきました。






カーブの先は、久しぶりの直線です。
相変わらず左側の謎の擁壁があるために幅が狭いです。

この擁壁、見ても分かる通りかなり造りが雑なので、旧道の廃止後に設置された可能性もあります。






ずっと左カーブが続いていたこの旧道において、初めての右カーブです。
カーブの直前、路盤の一部が区切られており、きのこか何かの栽培に利用されているようでした。

そして、カーブの先が急に明るくなっています。







※この画像はマウスを乗せると切り替わります(少々時間がかかる場合があります)。

トラック止まってるやん・・・。
それだけではなく、梯子やタンクなど、人工物で賑わっています。
そして、旧道は人が通れるスペースのみを残して縁石に仕切られており、自動車による通り抜けができなくなっています。





縁石の先は、アスファルト塗装が復活し、すぐ脇に民家もあることから、生活道路として現在も利用されているようです。
ただ、道幅は相変わらず狭く、現役だった頃はすれ違いに苦労したことでしょう。






道幅が広がっている場所もあります。
ただ、かつては引かれていたであろうセンターラインや路側帯は消え、寂しさが漂います。






かつてはひっきりなしに車が通っていたであろうこの旧道も、今は沿道に数件ある住宅の住民が利用するのみとなっており、交通量は皆無です。
それでも、なぜか街灯は洒落たデザインのものが設置されています。






住宅が途切れると、もう現道との合流は近いです。







※この画像はマウスを乗せると切り替わります(少々時間がかかる場合があります)。

そして、1本の道路と合流しますが、これは現道では無く、国道414号線と観光地である河津七滝を結んでいる道路です。
この合流部分は、旧道の路盤が掘り下げられていると思われ、左側の歩道のような段になっている部分が本来の路盤なのではないかと思います。





そしてその直後、今度こそ現道に合流し、旧道区間は終了となります。






※この画像はマウスを乗せると切り替わります(少々時間がかかる場合があります)。

現道との合流地点から旧道を振り返ります。
こうしてみると、旧道はカーブが多いうえに道幅が狭く、やはり増加する交通量には耐えられないものだったと思います。





2車線の広い現道に合流すると、国道414号線は下田へ向かいます。






旧道との合流地点からは、一部のみではありますが、現道の七滝高架橋を見ることができます。
そのカーブのキツさゆえ、高架橋内はつい最近まで時速30キロ規制となっていましたが、現在は40キロ規制に緩和されています。

ちなみに、この区間がなぜループ橋で建設されたかというと、地震による土砂崩れから道路を守るためなのです。
そもそも、旧道が廃止された直接的な原因は、1978(昭和53)年に発生した伊豆大島近海地震による土砂崩れのためで、そのために現道は崖から離れた空中に道路を建設したのです。
ただし、今回の探索では、特に旧道が崩れていたり、土砂に埋もれていたりという状況は無かったため、旧道は地震後に一度復旧されたのではないかと思われます。
よくよく考えてみれば、途中擁壁が無駄に出っ張っている箇所がありましたが、あれは土砂崩れに対する緊急復旧工事の名残なのではないでしょうか。
それなら、あの雑な造りにも納得がいきます。

七滝高架橋の完成の裏には、犠牲になった旧道があることを忘れてはいけません。



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