だぁ!だぁ!だぁ!小説 「2人の絆 本当の思い!?」 1ページ目
だぁ!だぁ!だぁ!小説「2人の絆 本当の思い」 公開期間2006年8月1日〜8月31日

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だぁ!だぁ!だぁ! これまでのあらすじ

光月未夢(こうづきみゆ)、中学2年生は普通の平凡な生活を送っていた。ある日、パパとママが急にアメリカのNASAに行っていまい、
西遠寺(さいおんじ)というお寺にお世話になることになった。そこにいたのが西遠寺彷徨(さいおんじかなた)、未夢と同じく中学2年生。
しかし、彷徨の親父もインドへ修行へ行ってしまい、残ったのは未夢と彷徨の2人だけ。そこに、いきなりUFOが着陸。中から現れたのは、
遠い宇宙のオット星からやってきた、赤ちゃんのルゥとシッターペットのワンニャーだった。こうして、4人(3人+1匹)の生活が始まった。

・・・そして、ついにオット星からの救助隊が地球に到着。ルゥとワンニャーは彷徨と未夢のもとから離れた。
未夢の両親、優(ゆう)・未来(みき)もNASAから帰国、彷徨の父、宝晶(ほうしょう)もインドから帰国し、ついに・・・。


ついにこの日が来てしまった・・・。いつかは来ると分かっていた・・・けど、いざその時となると、やはり別れたくない・・・。

未夢とその両親、それに彷徨、綾、ななみ、クリス、三太、望、ももか、なぜかみかんまでもが平尾町駅にいた。
「まもなく、2番線に、快速、遠来市(←架空 読み方は「えんらいし」)行きがまいります。危険ですから、白線の内側へお下がりください。」
列車接近のアナウンスが流れる。できれば流れて欲しくなかった・・・列車なんて来て欲しくなかった・・・。

「本当に行っちゃうんだね、未夢ちゃん・・・。」←綾
「悲しいよみゆっち〜・・・。これがお別れのバラになるんだね・・・。」
「未夢がいなくなっちゃったら、クラスが寂しくなるね・・・。」
「光月さん、たまにはトリのレコード聞いてくれよな。」
「向こうに行っても、元気でね・・・。」←クリス
「未夢お姉たん、今まで『おばたん』て言ってごめんなたい・・・。」
「また何かネタがあったら電話してね〜(ぉぃ」

次々にお別れの言葉?を言うみんな。

「ありがとう。・・・みんなこと、絶対忘れないから。」
「本当にごめんね、みんな。今まで未夢がお世話になりました。」←未来
「こんなにたくさんの友達がいて、本当に別れさせるのが辛いけど・・・。」←優

直後、列車が速度を落としながら駅に入線、停車した。ドアが開き、ホームは人であふれる。
「平尾町〜、平尾町です。お忘れ物の無いようご注意ください。2番線、快速列車、遠来市行き発車します。閉まるドアにご注意ください。」
プルルルルルルルルルル・・・・・・発車ベルが鳴り響く中、未夢が列車に乗り込む。一緒にいられる時間は、あとわずかしかない・・・。

「彷徨、何か言う事無いのかよ! 早くしないと発車しちゃうじゃんか!!」
「あ、うん・・・。」

ベルが鳴り終わり、続いてドア閉め合図の笛が鳴る。

「未夢!・・・たまには、遊びにこいよ。」
「彷徨・・・。うん!」

プシュー・・・ガチャン! ドアが閉まり、列車が動き出す。彷徨たちは、列車に向かって懸命に手を振った。列車が見えなくなるまで・・・。
そして未夢も、列車の窓を開け、みんなが見えなくなるまで手を振った・・・。

「彷徨、さっきの言葉なんだよ!」←三太
「さっきの言葉って・・・?」
「何が『たまには遊びにこいよ。』よ。もっと他に言う言葉あったんじゃない?」←ななみ
「・・・別にいいだろ。誰が何を言おうと、そいつの勝手だろ。」

少し考えたように彷徨がそう言う。その様子を見たみんなは不思議そうに顔を見合わせていると、彷徨が言った。

「さ、帰ろうぜ。」
「え、ちょっ彷徨! 待てよ。」
「西園寺君!」

みんなの呼びかけを無視して駅の階段を上る彷徨。みんなは、ただその場に立ち尽くす事しか出来なかった・・・。

そして4月、新学期が始まり、彷徨たちは中学3年生になった。未夢が来る前に戻っただけ・・・それは分かっているけど・・・。
「ねえ、未夢ちゃんがいなくなってから、西遠寺君なんか寂しそうだよね。」←綾
「小西さんもそう思うだろ。何か彷徨、最近元気が無いみたいでさ。」←三太
「当然かもねぇ。今まで未夢やルゥ君達と一緒に暮らしてたのに、今じゃお父さんと2人きりだし・・・。」←ななみ
「彷徨君の元気が無いのは、未夢ちゃんがいなくなったから。それはつまり、彷徨君は未夢ちゃんのことを好きだということ・・・。
そりゃそうですわよね。 1年も一つ屋根の下2人きりで仲良しさんな暮らしをしてきたのですからねぇえぇええええ!!」

クリスは机を持ち上げると、教室中を暴れまわるw

「ク・・・クリスちゃん!」
「おはよう花小町さん、今日もきれいだね。はい、バラ。」
「あら、いつもありがとう、光ヶ丘君。あら、もしかしてこれは私が? すぐに直しますわ。」

ナイスタイミングで現れた望のおかげでクリスの爆走が止まる。そういえば・・・と綾。

「光が丘君は、未夢ちゃんがいなくなって哀しくないの?」
「ボクかい? そりゃもちろん哀しいよ。だけど、あやっちやななみっちがいるから!」
「いつからアタシ、ななみっちになったのよ・・・。」

一方の未夢も、1年前まで通っていた女子中学校に戻ってきていた。1年ぶりに友達と会えたのはうれしいけど・・・。

「最近、未夢の元気が無いような気がするのよ。」
「ママもそう思う? やっぱり未夢には辛かったかな・・・。」←優
「私達の前では明るく振舞ってるけど、本当は彷徨君や友達と別れて寂しいんだと思うの。」
「僕達、あの時ちゃんと考えてあげればよかった・・・アメリカへ行くかここへ残るか、本来は未夢に決めさせるべきだったのに・・・。」

そこへ「ただいま〜!」未夢が帰宅してきた。


「おかえり、未夢。」


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