だぁ!だぁ!だぁ!小説 「The 年越し! 〜2007年〜」
だぁ!だぁ!だぁ!小説「The 年越し! 〜2007年〜」 公開期間2008年1月1日〜1月31日



「未宇は?」
「やっと寝てくれたよぉ〜。これで静かな年越しができるね。」

2人はコタツに入って会話をする。ルゥ、ワンニャーと離れてから10年、彷徨と未夢は結婚し、新しい家族まで生まれていた。
未夢はテレビの年末特番を見ながら、ゆっくりと話し出す。

「そういえば、いつだったっけ。」

聴かれている意味が分からなかったのか、彷徨は「は?」と聞き返した。

「ほら、七福神がやってきて大騒ぎになったの。」
「あぁ、あれか。」

彷徨はテレビ画面を見て、少し考えていた。

「確か、あれはルゥとワンニャーと分かれる直前だったから・・・。ちょうど10年前か?」
「もうそんなに経つんだぁ。まだ5年くらいだと思ってたのに、時の流れって本当に速いわね。」
「そうだな。」

2人とも、思い出がよみがえってきたのか、無意識のうちに笑っていた。そして、いつの間にか話は七福神の事になっていた。

「確か、ワンニャーがおせち料理を作ってくれてて。」
「そうそう。そしたら、いきなり呼び鈴が鳴って・・・」

ピンポーン

「ほ・・・本当に呼び鈴が鳴ったぞ・・・。」

グッドタイミングで鳴った呼び鈴に、2人ともかなり驚く。時計は23時を過ぎ、もう年越し間近である。

「こんな時間に一体誰が・・・。まさか、七福神さん達が?」
「そんなはずは・・・。」
「でも、そうでもなきゃこんな時間に誰が来るのよ。」
「・・・。」

そう言いながら2人はとりあえず玄関へ歩いていく。その間にも、呼び鈴は何回か鳴っていた。

「彷徨、お願い。」
「あ、ああ・・・。」

未夢は怖いのか彷徨の後ろに隠れ、彷徨も若干緊張した面持ちでドアに手を掛ける。大きく深呼吸をし、そして・・・

ガラッ!

「夜分遅くにすみませ〜んw」
「こんばんは、未夢ちゃん、西遠寺君。」
「出てくるの遅いよ〜!」

口々にしゃべるは、小西綾、花小町クリスティーヌ、天地ななみの3人。いきなりの訪問に彷徨も未夢も驚きを隠せない。

「な、な・・・なんでみんなが!?」
「そんな事はあとあと。とりあえず中に入れてもらえないかなぁ、寒くて寒くて・・・。」←ななみ

自分達から来ておいてそれはないだろ・・・と思いながらも、彷徨は3人を家の中に入れた。すると、3人はコタツへまっしぐら。

「お前ら・・・。」
「いやぁ、やっぱりコタツは温まるねぇ。」←ななみ
「そうだね〜。そういえば、未夢ちゃんママになったんでしょ。」←綾
「そういえばそうでしたわね。彷徨君と未夢ちゃんの間にはカワイイ赤ちゃんができてしまっていたのですわね〜!
きっともうそろそろ『ねぇ、彷徨。私もう1人子供が欲しいの。』『そうか、じゃあ早速今夜作ろうか。』
なんてことになって毎日熱い夜を過ごしてぇえぇぇ〜!!」

いとも簡単にコタツが持ち上がり、そして真っ二つに割れる。続いて家中がガタガタと揺れ始めた。これを見た未夢が慌てて言葉を探す。

「クリスちゃん落ち着いて! あ〜、うちそんなお金ないし〜・・・2人も育てられないってば!」

揺れが収まり、コタツが静かに元の位置に戻された。

「あら、私ったらまた・・・。ごめんなさい、今直しますわ。」

クリスはどこからノコギリやカナヅチなどの大工用具を出し、瞬速でコタツを修理した。あいかわらずの修理っぷりには驚くばかりである。
ひと段落したところで綾が言い出した。

「ねぇ、赤ちゃん見せて〜。」←綾
「ごめんね、今ちょうど寝たところなの。」
「そうなの〜? 残念だなぁ。」←ななみ

ここで、彷徨が先ほどから気になっていたことを聞く。

「それで・・・なんで来たんだ?」
「いやぁ、外歩いてたら偶然2人に会っちゃってさぁ。」
「そうそう、私も歩いてたら偶然クリスちゃんと。」
「偶然ってすごいですわね。」
「でさぁ、久しぶりに3人集まったから、ノリで一番近い西遠寺さん家に行こうと言う事になって〜。」
「いや・・・、そこおかしくない?」

思わず彷徨がツッコミをいれるほど、変な理由だったw

「だったら、電話くらい入れてくれればよかったのに。」

と未夢。その質問には綾が満面の笑みで答える。

「どうせ会うなら、驚かせた方がいいでしょ!」
「いやぁ、私は電話入れようと思ったんだけどねぇ・・・。」
「綾ちゃん、変わってないね・・・ハハハ・・・。」

相変わらずこういうのが好きな綾に、未夢はただ笑う事しかできない。話はなおも続いていく。

「西遠寺君や未夢ちゃんに会うのって、結婚式の時以来でしたかしら。」
「そうだねぇ。」←ななみ
「あれ、そんな前だったっけ?」←綾
「もう1年も経つのか〜、時の流れは早いですなぁ。」
「そろそろあたしも結婚しないとなぁ。まったく、未夢がうらやましいよ。」
「うんうん。」
「大丈夫だって。ななみちゃんも、綾ちゃんも、そのうち結婚できるって。」
「未夢、ホントにそう思ってる〜?」
「思ってるよぉ(汗」
「ほら、三太と光ヶ丘がいるじゃないかw」
『え〜・・・。』

話が盛り上がって気づかなかったが、彷徨がふと時計を見ると、年明けまであと10分を切っていた。

ピンポーン

またしても響く呼び鈴、こんなタイミングで誰が来るというのか。今度こそ七福神!? と彷徨が玄関に出る。

「うぃーす! 久しぶり、彷徨!」
「久しぶりだね。今日も幸せのバラを、君に。」
「げっ、三太に光ヶ丘・・・(汗」
「おや、何か奥が騒がしいなぁ。ちょっとお邪魔するよ。」
「んじゃ俺も〜。」
「お前ら・・・最初からその気だっただろ・・・。」

玄関で立ち尽くす彷徨をよそに、三太と望は未夢たちのいる部屋に入っていく。

「あ〜、黒須君に光ヶ丘君だ。久しぶり。」←綾
「あれ〜、みんなどうしてここに?」←三太
「噂をすればなんとやら・・・(汗」←ななみ
「え、噂? 何の?」

いや、なんでも・・・とななみが三太に言う一方で、気付けば望がみんなにバラを渡していたりw
そこに、ようやく彷徨が部屋に戻ってきた。

「てかお前ら、何で来たんだ?」
「電話くらい入れてくれればよかったのに。」←未夢
「いやぁ、なんとなく外歩いてたらさ、光ヶ丘とバッタリ! な!」
「そうなんだよ〜。そこで、ノリで一番近い西遠寺さん家に来たってわけ。」
「いきなりだったから、電話入れるの忘れてたよw ゴメンな、彷徨。」
「ハハハ・・・。」
「あれ、そんな話さっきも聞いたような気が・・・。」

彷徨と静かな年越しを迎えたかった未夢だが、なんだかんだで賑やかになってしまった西遠寺。気付けば明けまでいよいよ1分を切った。
こうなったらパーっと騒いで年明けを迎えようと未夢は思った。

「ねぇ、みんなでカウントダウンしようよ!」←未夢
「お、いいねぇ。」←ななみ
「それじゃあ、10秒からな。」←三太

『10! 9! 8! 7! 6! 5! 4! 3! 2! 1!』


テレビに「あけましておめでとう!」のテロップが出る。2008年の始まりだ。

『あけましておめでとうございます!』

偶然に偶然が重なって7人で祝った新年、いったい今年はどのような事が起こるのだろうか。今年1年、良い年になりますように・・・。


オマケ
「しかし、呼んでもないのによくここまで集まったよな・・・。」←彷徨
「しかも同じ様な理由で・・・。」←未夢
「そう、これは運命・・・運命なのよ!」←綾
「運命・・・いい響きだ。」←望

運命・・・もしそうだとしたら、この記念すべき日に7人が集まったのには理由があったのだろうか・・・。
そして、これも運命なのか、彷徨と未夢がルゥとワンニャーに再開するのは、まもなくのことだった。




というわけで、小説は終了です。最後まで読んでくださった方、本当にありがとうございました。
なんか自分でも何を書いたのか分からない作品になってしまいました(orz とりあえず「運命」を強調したつもりだったんですが・・・。
タイトルも全然思いつかなかったんで・・・単純に・・・はい・・・・・・すみません。
今回の小説で、むやみに時を進めた小説を書いてはいけないと分かりました。これからは気をつけねば・・・。
こんな駄作で本当に申し訳ございませんでした。

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《制作予定》
バレンタイン小説・・・かなり無理っぽいけど・・・

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