ひだまりスケッチ小説 「8月31日 寝顔」






「おやすみ、乃莉ちゃん。」
「おやすみ、なずな。」

今日はなずなの部屋でお泊り。
特に理由は無いけど、月に1度くらいこうやってお泊まり会をしている。
だいたい私の部屋となずなの部屋で交互に泊まる。
この前は私の部屋だったから、今日はなずなの部屋というわけだ。

そうこうしているうちに隣から寝息が聞こえてきた。
なずなは寝付きが良い。
お泊りの時は同じベッドで寝てるけど、いつもなずなのほうが寝るのが早い。
私は普段パソコンばっか見ているせいかなかなか寝付けないから、なずなが少しうらやましい。

案の定今日も眠れない私は、ふとなずなの寝顔を見る。
幸せそうな顔で寝息を立てているなずな。

白くて柔らかそうなほっぺた。
長いまつげ。
綺麗なピンク色をした唇。

私は、完全になずなに見とれていた。
心臓の鼓動が速くなっていくのを感じる。

そのまま、なずなの首元に顔を近づけていく。

ほのかに甘い香りが、私の鼻孔をくすぐった。
パジャマの隙間から覗く鎖骨が、なんだか妙に色っぽく て。
普段は後ろで結んでいる髪の毛を下ろしているからか大人びて見えて、それが余計にいけなかった。


次の瞬間、私の背中に強烈な力が掛かり、私はそのままなずなの首元に顔を埋めるような格好になった。
一瞬何が起こったのか分からなかったが、背中にまわされているのがなずなの腕だと気づいた。
しかし、なずなが目を覚ました様子は無く、それがなずなの寝相の悪さによるものだと理解した。


なずなの体温を感じる。
なずなの鼓動を感じる。


早いリズムを刻んでいた私の心臓が、なずなの鼓動に合わせるかのように、次第に緩やかになっていく。
さっきよりもずっと近い距離になずながいるのに、不思議と落ち着いていた。

「なずな、あったかい・・・。」

私もなずなの背中に腕をまわすと、そのまま目を閉じた。



最後まで小説をお読みいただき、ありがとうございました。

今回は、非常に地の文が多い、いつもとは一味違う雰囲気の作品になりました。
特に意味はありません。
タイトルの日付も特に意味はありませんw

乃莉となずなばかりが登場しているひだまりスケッチ小説・・・、他のキャラクターも出してあげたいです(前からずっと言ってる

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