アイドルマスター小説 「どこがロックにゃ!」





「みくってさ、家だとにゃーにゃー言わないんだね。」
「さすがにプライベートは普通のしゃべり方だにゃ。」
「今言ったけど。」
「今のはりーなちゃんにつられただけだし。ていうか、それがどうしたの?」

今日は李衣奈ちゃんが遊びに来ている。
いや、最近は週に1回くらいのペースで来ているので、今日"も"というのが正しいかもしれない。

「いや、なんだか新鮮だなって。だってみく、収録中だけじゃなくて事務所でもずっとネコキャラじゃん。」
「アイドルたるもの油断は禁物。誰がいつどこで見てるか分からないし、寮を一歩出た瞬間から仕事は始まってると思いながら過ごしてるの!」
「それはロックな心掛けだね!」

李衣奈ちゃんは本当にロック"という言葉"が好きだ。
私もネコが大好きだから気持ちは分かるけど、だからといって見境がなさ過ぎる。

「なんでもかんでもロックを付ければ良いってもんじゃないの。ていうか、あんまりネコキャラって言わないでほしいんだけど。」
「ごめんごめん。でも、じゃあみくのこのしゃべり方を知ってるのは寮に入ってる子達だけってことか。」
「そういうことだね。」
「ということは、寮に入っている子以外で知ってるのは私だけってことだよね。」

確かに、寮の子達以外で私の素のしゃべり方を知っている人は少ない。李衣奈ちゃん以外だと、部屋にいる時にPちゃんから電話が来た時くらいかもしれない。

「それがどうしたの?」
「私だけが知ってる秘密みたいで、すごいロックじゃん!」
「は?」
「お互いだけが知ってる秘密があるって、まさにユニットって感じしない?」

2人で活動する以上、お互いを知ることは必要だし、李衣奈ちゃんが言うことは一理ある。
ロックのことしか頭にないのかと思っていたけど、案外しっかりと考えているのかもしれない。

「よし、決めた。私しばらくここに住む!」
「いきなり何を・・・。」
「そうすれば、私はみくの新しい一面をもっと見つけられるし、みくは私の新しい一面を見つけられるじゃん。まさに一石二鳥だよ!」

突拍子のない提案に一瞬戸惑ったけど、確かに私も李衣奈ちゃんのことを、まだよくは知らない。
こんな提案は私からは絶対にできないし、乗っかってみるのはちょうど良い機会なのかもしれない。

「せっかく”アスタリスク”ってユニットを組んだから、大切にしないとね。」
「りーなちゃん・・・。」

それにしても、さっきから結構恥ずかしいことを言っている気がするけど、李衣奈ちゃんは大丈夫なんだろうか。
むしろ、聴いている私が恥ずかしくなってしまった。

「よし、じゃあ今日は一緒にお風呂入ろう!」
「それは嫌にゃ!」
「あ、口調戻った。」



最後まで小説をお読みいただき、ありがとうございました。

今回は、初めて「アイドルマスター」の小説に挑戦してみました。
「みく×李衣奈」尊い・・・(何
私、こういうケンカップルとか学年差百合が好きなんですよね(聞いてない

アニメで、寮で1日過ごす描写があったので、それに便乗して書いた小説です。
李衣奈は比較的どこにいてもキャラがブレませんが、みくは結構オンオフ切り替えているイメージだったので、李衣奈だけに見せる顔があるんじゃないかな、と思いました。
これからも、機会があれば書いていきたいです。

ご意見・ご感想をお待ちしております。




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