調査日:2016年1月24日、2019年12月29日 公開日:2020年5月31日


初期型LED式信号機
(函南町)



外を出歩けば必ず目にする信号機。
今ではLED式の信号機もすっかりメジャーになりましたが、そんなLED式信号機の初期型が設置されていた交差点が静岡県にありました。
「ありました」と書いたとおり、現在はすでに交換されており現存していませんが、現役時代に取材していたので、その時の様子を紹介します。

左の地図は、静岡県田方郡函南町の伊豆箱根鉄道伊豆仁田駅周辺を抜粋したものです。
中央右側に伊豆仁田駅があります。
上側が三島駅方面、下側が修善寺駅方面となります。
伊豆箱根鉄道の線路の左側にある、左上から右下へ続いている赤いラインは国道136号線です。
国道136号線は、下田市から三島市を結んでいる伊豆半島の主要道路で、かなり交通量が多いです。

この国道136号線、地図の下側に付けた丸印の交差点に、初期型LED式信号機が設置されていました。


地図は国土地理院の電子地形図を使用







※この画像はマウスを乗せると切り替わります(少々時間がかかる場合があります)。

写真奥側が下田市方面、手前側が三島市方面です。
三島市との境界が近いことや、周辺に商業施設が多いこともあり、日中は車が途切れることがありません。
時間帯によっては渋滞することもある、非常に交通量が多い交差点になります。

手前に設置されている信号機が、初期型LED式信号機となります。




初期型LED式信号機の灯器です。
写真では青が点灯していますが、通常のLED式信号機と比べるとかなり暗く見えます。
また、LEDは寿命が長いはずですが、いくつか点灯していない素子があるように見えます。






最近のLED信号機は、かなり薄い物もありますが、初期型ということもあって電球式の灯器と同じくらいの厚みがあります。
また、素子の寿命が長いLED信号機では省略されることも多いのですが、灯火ごとに点検ができるよう開閉可能となっています。






青灯を拡大したものです。
LEDの素子がかなり小さく、かなり多く配置されています。

そして、やはり一部の素子は点灯していないようで、歯抜け状態となってしまっています。
ただ単にLEDの寿命なのか、それとも配線の関係なのかは分かりませんが、通常のLED信号ではほとんど見られない現象なので、初期型ならではの不具合なのかもしれません。






こちらは赤灯です。
青灯と比べるとかなり明るく見え、素子の欠けも見られません。

実は、LEDの青緑色は黄色や赤色よりも光量が不足するため、黄色や赤色と比べると暗く見える特性があるようです。
とはいえ、ここまで見え方に差があるのは現行のLED信号には無い特徴であり、やはりLED式がまだ確立できていなかったのかもしれません。。







※この画像はマウスを乗せると切り替わります(少々時間がかかる場合があります)。

この初期型LED式信号機については、2018年9月に薄型のものに交換され、現在は撤去されています。
それにしても、まるでスマートフォンのような薄さです。






※この画像はマウスを乗せると切り替わります(少々時間がかかる場合があります)。

最近のLED信号機は、LEDの素子が大きくなり、配置も少なくなっています。
青灯だけが極端に暗く見えることもありません。

電球式の信号機もまだ多く活躍を続けていますが、それを差し置いて初期型LED式信号機が交換されたのは、やはり素子欠けなどの問題が多かったためなのでしょう。
交通量の多い国道に設置されたため、視認性などの観点からいち早く交換が進んでしまったのかもしれません。

撤去される前にもう少ししっかり見ておけばよかったかもしれません。


戻る




inserted by FC2 system