けいおん!小説 「いつものこと」





授業が終わり、校舎の階段を登る私。
軽音楽部に入部して以来、日課のようにほぼ毎日繰り返していることだ。

階段を登ると、そこにはいつもの部室。
私は扉に手を掛けた。


「お、来たな来たな!」
「待ってたわよ、梓ちゃん。」

私に気付いた先輩方に「こんにちは」と返し、入ってきた扉を閉める。
すでにテーブルにはケーキと紅茶が用意されており、先輩方はまったりモードだ。


でも、これはいつものこと。
そして・・・




「あずにゃ〜ん!」

そう言いながら私に抱きついてくる人物が1人。

「あ、ちょっと唯先輩っ・・・。」

他ならぬ唯先輩だ。
唯先輩はそのまま私に頬ずりしてくる。

「今日もあずにゃんはかわいいねぇ〜。」
「もう、放してくださいよぉ・・・。」


そう、これもいつものこと。
だけど・・・




そんな”いつものこと”が繰り返されているうちに、私の中で何かが変わった。

以前なら、唯先輩に抱きつかれるとただ恥ずかしくてしょうがなかった。
今でも抱きつかれるのは恥ずかしいけど、一方で抱きつかれないと落ちつかなくなってしまった。
たった1日、2日抱きつかれないだけで、唯先輩の感触が恋しくなってしまっている私がいるのだ。

どうして恋しく思ってしまうのだろう・・・。

唯先輩が毎日のように抱きついてくるから慣れてしまったのだろうか?
それとも、今まで抱きつかれたことが無かったから、初めて抱きついてくれた唯先輩に甘えてしまっているのだろうか?



その答えを探しながら、今日も私は先輩方と放課後のティータイムを楽しんでいる。



最後まで読んでくださった方、本当にありがとうございました。

今回、初めて「けいおん!」小説に挑戦してみましたが・・・、これは見事な玉砕ですね(orz
唯に好意を寄せながらも、自分の本当の気持ちにまだ気づいていない梓を書こうと思ったのですが・・・。

やはり安易に慣れないジャンルに手を出すものではないと実感しました。
これから修業をしたいと思いますw




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