調査日:2012年10月12日

草刈橋
(沼津市)



静岡県沼津市、沼津港に近い場所に特徴のある橋を見つけたので、調査してきました。


周辺の地図です。
左上の赤い部分が、今回紹介する草刈橋がある場所です。
右下の黄緑の部分は、以前紹介した 三又橋と松下橋 がある場所です。
また、水色のラインは 蛇松緑道(旧:沼津港線) です。

地図を見ても分かるように、非常に小さな橋です。


地図は国土地理院の電子地形図を使用






沼津市市道町。
市道は「いちみち」と読む、少し珍しい地名です。
沼津駅からは少し距離がありますが、それでも市の中心部であることに変わりはなく、住宅地が建ち並びます。

どこにでもある一方通行路に、その橋はあります。
・・・というか、すでに見えているのですが、分かるでしょうか?







どう見てもどこにでもありそうなただのコンクリート橋ですありがとうござry






ってなんか銘板あるじゃねーか! 不釣り合いってレベルじゃねーぞ・・・。
しかも、異様なまでに銘板が小さい・・・。今まで見てきたどんな銘板よりも小さいかもしれません。




  
とりあえず銘板を見てみると、1枚ずつ「草刈橋」・「くさかりはし」と書かれていました。
小さいながらも、なかなか達筆な字で書かれており、それがまた不釣り合いですw




そして、残る2枚は竣功年月なのですが、なんと昭和28年7月と書かれているではありませんか!
にわかには信じがたいのですが・・・。







しかし、側面にまわって橋脚を見てみると、なるほど確かに古そうなデザインです。
というかこの橋脚の形、すぐ近くにある 三又橋とそっくり です!
また、三又橋の竣功年月は昭和27年9月と、草刈橋とほぼ同時期となっています。
現在ならこのくらいの川幅の橋なら、橋脚を立てなくても一跨ぎにできるのではないでしょうか。






※この画像はマウスを乗せると切り替わります(少々時間がかかる場合があります)。

そして、ひとつ気づいた点があります。
草刈橋の部分だけ道路の舗装が異なっているのですが、舗装の分かれ目が欄干の終端と一致していません。






※この画像はマウスを乗せると切り替わります(少々時間がかかる場合があります)。

実は、川に沿っている歩道が川の上にせり出しているのです。
おそらく、草刈橋の竣功後に歩道が現在の幅に拡幅されたため、障害となる欄干だけを削ったのでしょう。
もしくは、欄干を一度すべて撤去し、歩道の拡幅に合わせて再度新たな欄干を造り、銘板だけを移設したと考えることもできます。
というか、私にはそうとしか思えません。

銘板を設置するのなら、親柱は無理としても、せめて銘板を設置するためのスペースくらいは考えて欄干を造るはずです。
しかし、この欄干にはそれが感じられません。





銘板や欄干に疑問が残る草刈橋。
「草刈橋」という名前の由来も気になるところです。



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