ラブライブ!小説 「凛知ってるよ!」






「真姫ちゃん!」
「ちょっとにこちゃん、いきなり後ろから抱きついてこないでよ!」
「にこに背を向けて油断してる真姫ちゃんが悪いにこ!」
「意味分かんない!」

やっぱり。

「ねぇ、にこちゃん。」
「何よ?」
「どうしてにこちゃん、真姫ちゃんにばっかり抱きつくにゃ?」
「え?」

それは、μ'sの活動の中で凛が気づいたこと。
他にもメンバーはいるのに、にこちゃんはいつも真姫ちゃんに抱きついている。

「凛はにこちゃんに抱きつかれたことなんてほとんど無いにゃ。」

思い浮かべてみても、凛は数えるほどしかにこちゃんに抱きつかれてない。
別に抱きついてほしいわけじゃないけど、ちょっと気になる。

「・・・アンタ、自分の今のその行動をよく見てみなさい。」

にゃ?
にこちゃんはいきなり何を言っているんだろう?

「そして、今どういう状況か説明してみなさい。」
「凛はにこちゃんの後ろから手を回してにこちゃんに抱きついてるにゃ!」

にこちゃんに言われるがまま、今凛がやってることを言う。
あれ?

「それよそれ! アンタのほうから抱きついてきてるじゃないの。」
「ホントだにゃ!」

にこちゃんが抱きついてくる前に凛が抱きついちゃってたんだ。

「きっとにこちゃんがちっちゃくて抱きしめるのにちょうど良いから、無意識のうちに抱きしめちゃうんだにゃ。」
「ちっちゃいって言うんじゃないわよ失礼ね! まぁ、抱きつかない理由はもうひとつあるんだけど、その前に離しなさいよ。」
「ごめんにゃ。」

適当な理由を言ったらにこちゃんを怒らせちゃった。
そんなことより、理由が気になる。

「抱きついても反応が面白くないのよアンタは。」
「どういうことかにゃ?」
「穂乃果や希もそうだけど、アンタ達は抱きついてもリアクションが薄いからつまらないのよ。きっと普段からさっきみたいに自分から抱きついてるからなんでしょうけど。」

確かに、さっきも無意識のうちに抱きついちゃってたわけだし、抱きつかれても別に気にしないけど。

「真姫ちゃんは抱きつくだけですぐ顔を真っ赤にして照れるから、見ていてすごく面白いのよね。」

なるほど。
つまりにこちゃんは・・・。

「分かったかしら?」
「にこちゃんが真姫ちゃんのことを大好きだってことが分かったにゃ!」
「どうしてそうなるのよ!」

"真姫ちゃん"、"大好き"という2つのフレーズを出すだけで慌てるにこちゃん、面白いなぁ。
真姫ちゃんのことを反応が面白いって言うけど、にこちゃんも人のこと言えないんじゃないかな?
もっといじっちゃおうかな。

「反応を楽しむだけならかよちんや海未ちゃんでも良いはずでしょ? なのに真姫ちゃんばっかり抱きついてるってことは・・・。」
「だってほら、海未はあまりにも純粋すぎて心が痛むというか・・・。花陽は反応を楽しむってタイプじゃないし・・・。」

そう言うにこちゃんだけど、目も泳いでるし動揺しているのは一目瞭然。
必死に即興で理由を考えたんだろうなぁ。
可哀想だからこのくらいで終わりにしよう。

「まぁ、そういうことにしておくにゃ。」
「アンタ全然納得してないでしょ! ちゃんと私の話聴いてた? だから − 」



最後までお読みいただき、ありがとうございました。
3作目の「ラブライブ!」小説でしたが、いかがでしたでしょうか?
「サンシャイン!!」を除くと、これまでの作品がすべて「にこ×真姫」小説というすごいことになってますがw
本当に"にこまき"ヤバいんですよ、私の中でいろんな意味で(落ち付け

しかし、同じμ'sにいるとはいえ2つも学年が違うと、本来はあまり接点は無いのではないかと思います。
そんな中でどうやってお互い惹かれあったのか、そんなことを考えながら書いたのが今回の小説です。
個人的には、真姫が先に意識したのではないかと思っていますが・・・。


ご意見・ご感想をお待ちしております。


【制作予定】
未定



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