ラブライブ!小説 「好きになった理由」






私は、小さい頃からアイドルが好きで、よくアイドルの真似ごとをしていた。

でも、所詮は真似ごと。

既存のアイドルの曲をただただ覚えて、それを披露するだけの日々。

最初はそれで満足していた私も、次第に物足りなさを感じていた。

しかし、私には作曲のスキルもセンスも無かった。

こんなことならピアノでも習っておくんだったな、と遅すぎる後悔をしてみたりした。

そんな時に出会ったのが、真姫ちゃんだった。

みんなが提案したイメージ通りの作詞・作曲をこなす。

すらりと伸びた長い指で弾くピアノは、1音の間違いも無い。

決して自己主張をしない、でも確実に耳の奥に届く透き通った歌声。

まさに、私にはまったく無いものを持っていた。

羨ましくて、最初は嫉妬したりもした。

でも、そんな彼女にも弱点を見つけた。

彼女は、とてつもなく笑顔が下手だった。

笑顔だけは誰にも負けない自信がある私から見ても、その笑顔はとても酷いものだった。

なんでも完璧だと思っていたのに、変なところが不器用で、そのギャップが可笑しくて。

そんな彼女の一面を見て、私は次第に彼女に惹かれていった。




「ねぇ、今日も真姫ちゃんの歌、聴いて良い?」
「しょうがないわね。じゃあ、そこに座って。」
「うん!」

真姫ちゃんのすぐ隣、私だけの特等席に座り、真姫ちゃんの歌に耳を傾ける。

あなたの歌声が好き

あなたの不器用な笑顔が好き。

そして何より、あなたが大好き。



最後までお読みいただき、ありがとうございました。

早いもので「ラブライブ!」小説も9作品目となりました。
まぁ、そのほとんどが「にこ×真姫」という非常に偏ったものですが・・・。
それだけ私が「にこ×真姫」にのめり込んでいるわけで、ここまで夢中にさせるカップリングもなかなかありません。

今回の小説も「にこ×真姫」ですが、今まであまり書いたことがない"ほとんどセリフが無い"作品となりました。
今後もいろいろな書き方を試していきたいと思います。

ご意見・ご感想をお待ちしております。




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