ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 「先輩との出会い」





最近、時々すごい視線を感じるようになった。

廊下を歩いている時
学食にいる時
はんぺんに餌をあげている時

決まって自分の教室ではない所だ。
となると、クラスメイトではない。
でも、私はサークルに入ってないから、クラス以外に面識のある人はほとんどいない。
しばらくして、どうやら視線の正体らしい人物を見つけた。

スラっとした高身長に、金色に染めた髪。
いつも友達を引き連れていて、一人でいることが多い私とは真逆のような人。
しかも、リボンの色から1年先輩の2年生のようだ。
とても私と関わりがあるようには見えないのに、なぜ視線を送ってくるのだろうか。
もしかして、無意識のうちに何かしてしまったのだろうか。

気にはなったものの、自分から話し掛ける勇気など無く、月日だけが流れた。

「スクールアイドル同好会・・・。」

ふと、廊下の掲示板を見ると、そのようなポスターを見つけ、思わず立ち止まる。
そういえば、最近も校内でゲリラライブをやったと聞いた。
アイドルは好きだし興味はあるけど、今の私には遠くから眺めるくらいしかできないだろう。

「ねぇ、あなたもスクールアイドルに興味あるの?」

不意に話し掛けられ振り向くと、そこにいたのはあの先輩。
ポスターに集中していた私も悪いけど、先輩が近くにいたのにまったく気づかず驚いた。
ただでさえ身長が低い私は自然と見上げることが多いけど、特に身長が高い先輩は、少し威圧感があって怖い。
そもそも、先輩に話し掛けられること自体ほとんど経験が無いから、言葉が詰まってしまう。

「あの、急に話し掛けてゴメンね?」
「大丈夫、少しビックリしただけ。」

すると、先輩のほうから話を進めてくれた。
いかにも活発そうなテンションの高い声と、太陽のように眩しい笑顔で、先ほどまでの恐怖心はもう無くなっていた。

「先輩もスクールアイドルに興味あるの?」
「うん、前から気になってはいたんだけど、1人じゃなかなか勇気出ないよね。」

どうやら、先輩もスクールアイドルに興味があるようだ。
先輩くらい大きな声が出せて、表情も豊かなら、すぐアイドルになれるだろう。

「良かったら、私と一緒にスクールアイドル同好会に行ってみない?」

いきなりの提案に驚いた。
私なんかが一緒にいたら、先輩の足手まといにならないだろうか。
でも、これを断ってしまったら、きっと私は一生スクールアイドルとは縁の無い世界に生きることになるだろう。
せっかく先輩がくれたチャンスを、無駄にすることはできない。

「いいの?」
「もちろん!」

少し遠慮がちに言ったのに、先輩はとても喜んでくれた。
その笑顔を見ていると、なんだか私まで嬉しくなる。

「よろしくね。愛さんは、情報処理学科2年、宮下愛。」
「情報処理学科1年、天王寺璃奈。」

そういえば、まだお互いの名前を知らなかった。
愛先輩に続くように、慌てて自己紹介をする。

「それじゃ、さっそく行ってみよう!」
「うん。」

2人並んで歩き出す。
愛先輩となら、不思議となんでもできそうな気がした。
スクールアイドル、楽しみだ!



最後まで小説をお読みいただき、ありがとうございました。
2作目の「ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会小説」小説でしたが、いかがでしたでしょうか?

今回の作品は、以前書いた 彼女との出会い の璃奈視点となっています。
私が書いている小説は、ほとんどが一人称視点となっており、特定のキャラクターに焦点を当てているものが多いのですが、同じ小説を別視点で書くのはかなり珍しいことです。
それだけ、この「璃奈×愛」は私を夢中にさせているわけで、"尊い"の一言しか出てきません(何

今後も、私の気が済むまで「璃奈×愛」小説を書いていきたいと思います。

ご意見・ご感想をお待ちしております。




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