調査日:2014年1月27日、公開日:2018年8月11日


意味不明な線形の道
(沼津市)



今回のレポートは完全にネタです。
珍しい遺構などはまったく登場しませんので、ご了承ください。


その道は、静岡県沼津市の沼津港にほど近い我入道(がにゅうどう)という地域にあります。
左の地図で、左上にある入り江が沼津港です。
沼津港とは狩野川を挟んだ反対側、右下にある赤いラインが該当する道路となります。

地図には写っていませんが、沼津駅までは自動車で10分ほどの場所で住宅地となっています。


地図は国土地理院の電子地形図を使用








その道を拡大してみます。
地図を見る限りは、若干屈曲はしているものの、驚くほどの線形には見えませんが・・・。
道路自体は数百メートルのかなり短い区間となります。

それでは、レポートを始めます。
南側(地図の下側)から北(地図の上側)へ向かっていきます。


地図は国土地理院の電子地形図を使用







※この画像はマウスを乗せると切り替わります(少々時間がかかる場合があります)。

地図にも掲載されている、その道路が分岐する交差点です。
信号機の無い十字路を右に曲がります。
一見すると、センターライン付きの立派な道路ですが・・・






※この画像はマウスを乗せると切り替わります(少々時間がかかる場合があります)。

センターラインの位置が荒ぶっている・・・。
一体どうなっているのでしょうか。





入ってすぐの第1コーナー(左カーブ)を経て、すぐに第2コーナー(右カーブ)へと差し掛かります。
そして、すでに第3コーナー以降も見えていますが、驚くほど直線が少ないです。

なお、第2コーナーの先には左側へ狭い道が分岐しています。






第2コーナーの先には、間髪入れずに第3コーナー(左カーブ)が待ち受けています。
こんな線形なので、この写真のように対向車がいなければセンターラインを無視してショートカットしていく自動車ばかりです。

少し不謹慎ではありますが、左側の家はいつ自動車が突っ込んでくるか恐怖なのではないでしょうか。






第3コーナーを過ぎると、さらに第4コーナー(右カーブ)、第5コーナー(左カーブ)と続きます。

交通量は決して多くないので、この道幅は持て余し気味です。
こんな道路ですが、しっかりと駐車禁止の標識が設置されています。






第5コーナーの途中で、左右の路側帯が消滅しました。
そして、すぐに第6コーナー(右カーブ)となりますが、その先の様子がなんだか不穏です。






第6コーナーの先で、ついにセンターラインも消滅しました。
でも、まだまだ狭くなりそうな予感・・・。






左右から圧迫され、あっという間に1車線幅となってしまいました。
せっかく6つものカーブを乗り越えてきた先がこれって・・・。
何も知らないドライバーが迷い込んだら泣きますねw






そして、T字路に突き当たり、道路自体が消滅しました。
実際には、そのまま左側へ続いているようですが、ほぼ左折のような形になります。

というわけで、レポートを終了します。


一体、どうしてこんな線形の道路が生まれてしまったのでしょうか。
1961(昭和36)年から1969(昭和44)年の間に撮影された空中写真では、すでにこの線形で存在していることが分かります。
今でこそ住宅が建ち並んでいるこの道路の周辺ですが、当時は田園地帯となっており、その気になればまっすぐに道路を造ることも可能だったはずです。
土地の所有権の問題などがあったのでしょうか。

短いながらも、ネタがたくさん詰まった道路でした。



戻る




inserted by FC2 system