急こう配ループ道路(沼津市)


調査日:2012年9月4日、9月24日


それは、ある日、何気なく地図を眺めていた時のことでした。


道路がループしているっ!

静岡県のループ道路といえば、伊豆にある「河津七滝ループ橋」が全国的に有名ですが、まさか沼津市にもあるとは・・・。
とはいえ、沼津市にループ道路があるなんて話は今まで聴いたことがありませんし、何より、尺度をかなり上げないと地図上に表示されないという点では怪しい雰囲気が満載ですが、とにかく調査に向かいました。

左の地図は、ループ道路周辺の道路です。地図上の線路は東海道新幹線のものです。
ループ道路は、途中T字路(変則十字路?)を挟みながら登り、最終的に東海道新幹線の上を跨ぐようになっています。


このレポートでは、地図の右下からスタートします。


地図は国土地理院の電子地形図を使用






地図の右下にある交差点です。どの道も1車線幅程度しかなく、とてもループがあるような雰囲気ではありませんが・・・。
ここを直進します。

ちなみに、場所は、沼津市の青野という地区で、県道22号線から少し脇道に入った所です。






しばらく直進すると、ゆるやかな登りこう配が始まります。
そして、奥には東海道新幹線の線路も見えてきました。






東海道新幹線の線路に突き当たったかと思えば、寸前で左にカーブし、なおも道路は続きます。
ループの始まりです。
このカーブのあたりから、こう配がかなりキツくなります。






右に東海道新幹線を見ながら、道路はどんどん高度を上げていきます。
新幹線の線路がほぼ水平に敷設されているのと比較すると、10%は下らないこう配でしょう。

そして、上を跨いでいる橋は、まさしくこれからこのループ道路が向かう先です。
まだまだ高低差があります・・・。






先ほど見た跨線橋のほぼ真下に来ました。
ここにきて、若干勾配が緩くなりましたが、まだ登りこう配は続きます。
すでに新幹線の線路は完全に目線の下です。






しばらく直線が続いたかと思えば、急カーブで左に曲がります。
しばし並走していた東海道新幹線とも、ここでお別れです。

カーブミラーは設置されていますが、非常に見通しが悪い箇所です。

そして、ここからT字路までは、再びこう配がキツくなります。






そして、カーブが終了した次の瞬間には、目の前にT字路が・・・。

今さらながら、この道路は一方通行ではありません。
すれ違える場所もほとんど無いうえに見通しも悪いとなると、かなり危険な線形ですね。

交通量があまり多くないのが幸いですが、探索中、1台の"トラック"がこのループ道路を登ってきたので、決して交通量が少ないともいえません。






※この画像はマウスを乗せると切り替わります(少々時間がかかる場合があります)。

T字路を別の角度から見ます。
ループ道路は、手前左から奥へと続きます。






T字路を左折すると、こう配はほぼ無くなりました。
相変わらず1車線幅の道路が続いていきます。

なお、右に分岐している道路は私有地に続いているようです(地図への掲載は無し)。






そして、左カーブを曲がると、先ほど見上げた誇線橋に到着しました。
ループ自体は、ここで終了となります。

それにしても、この跨線橋、長さがあるわりには幅が狭く、両側に高い柵が設置されているので、かなりの圧迫感があります。






誇線橋を過ぎると、道路は再び上りこう配となります。






そして、地図の上部に書かれている十字路に突き当たります。
奥に写っている鳥居は「浅間神社」のものです。






その十字路を少し通りすぎた所から振り返ってみると、木々の隙間から沼津市の街並みが見えました。
僅かながら、駿河湾まで見ることができるほどの標高です。

たった数百メートルの距離で、ここまで登ったということは、やはりかなりの急こう配であることに違いありません。


道路自体はまだ続いていますが、ループ区間は終了したので、レポートはこれで終了したいと思います。






※この画像はマウスを乗せると切り替わります(少々時間がかかる場合があります)。

最後に、1つ隣の跨線橋からループ道路の様子を見ます。
金網が写り込んでしまっていますが、ご了承ください・・・。

残念ながらループ道路全体は見渡せませんが、大まかな形は把握できると思います。
こうして見ると、やはり急こう配であることが分かります。






全線に渡って1車線幅で、途中に交差点もあるという珍しい構造のループ道路。
どのような経緯でこのような道路が誕生したのか、非常に気になるところです。


戻る



inserted by FC2 system