調査日:2012年10月30日


大井川鐡道本線「新金谷駅側線」
(島田市)


大井川鐡道は、静岡県島田市の金谷駅から、同県静岡市の井川駅までを結んでいます。
SLが走行する鉄道として名前を知っている方も多いのではないでしょうか。
また、井川線では日本で唯一のアプト式を採用するとともに、粘着鉄道としては日本で最も急な90‰のこう配や、鉄道橋としては日本で最も高い「関の沢橋梁」があるなど、非常に特徴の多い鉄道です。
一方で、それらの保守に莫大な費用が掛かるため、経営状況はあまり良くなく、近年では列車の本数を大幅に削減しています。








問題の側線は、新金谷駅付近から出ています(赤ライン)。
右側に少し見えている東海道本線が渡っている大きな川は大井川です。
側線は、最初カーブを描いたあと、大井川に沿うようにして直線となり、東海道本線を目前にして途絶えます。
側線としてはかなり距離の長い部類に入るのではないでしょうか。

「大井川鐡道の墓場」と呼ぶ人もいるというこの側線の末端は、いったいどのようになっているのでしょうか。


地図は国土地理院の電子地形図を使用






レポートは新金谷駅からスタートします。
新金谷駅には大井川鐡道の本社や車庫が併設されており、立派な駅舎が建っています。

なお、SL列車は当駅が始発となるほか、普通列車も当駅発着の便があります。






新金谷駅のホームです。
1面2線となっており、1番線を千頭方面行きが、2番線を金谷方面行きがそれぞれ使用します。
SL運行時には多くの乗客で賑わう当駅ですが、普段はこのように閑散としています。







※この画像はマウスを乗せると切り替わります(少々時間がかかる場合があります)。

新金谷駅のホームから金谷駅方面を見ると、まっすぐ続く本線(青ライン)と、途中から左に分岐する側線(オレンジライン)を確認することができます。







※この画像はマウスを乗せると切り替わります(少々時間がかかる場合があります)。

先ほどの写真にも写っている新金谷駅南側の跨線橋から、新金谷駅方面を見てみます。
側線は、跨線橋の手前で右へ逸れていきます。





側線は、早くも本線から離れ、単独で続いていきます。
架線柱が建っていることから電化されているようです。

周囲は真新しい住宅地となっており、側線が若干浮いた存在にも見えます。







※この画像はマウスを乗せると切り替わります(少々時間がかかる場合があります)。

その先には、側線にはまるで似合わない立派な踏切があります。
「新堀踏切」と名付けられたこの踏切は、この側線において唯一公道と交差する踏切となります。

なぜか一部の警報機が外れてしまっていますが、いったい何が・・・。






※この画像はマウスを乗せると切り替わります(少々時間がかかる場合があります)。

踏切を通過すると、側線は右へカーブを描きます。
レールは錆付いており、ほとんど使用されていないように見えます。

なお、新堀踏切は人の操作によって作動するようで、踏切動作反応灯とともに「通過後ボタン押せ」という掲示があります。
おそらく、反対側には「通過前ボタン押せ」と書かれているのでしょう。

この先、しばらく側線に並走する道路が無いため、迂回します。



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