ポケスペ小説「クリスの誕生日な勘違い」
ポケスペ小説「クリスの誕生日な勘違い」 公開期間2007年4月20日〜5月10日



【ゴールドと、ケンカしました・・・。】


イエローのポケギアに突然掛かってきたクリスからの電話。今までも何度か、ケンカをした・・・とクリスから電話が掛かってくる事はあった。
が、今回は、どうやら今までのケンカとは違うようだった。

【あの・・・今からイエローさんの家に行ってもいいですか。】
「え、あ・・・別に、いいですけど・・・。どうしたんですか?」
【すみません、今は言えないんです・・・。】

いつものケンカなら愚痴を言ってくるクリスだが、今日は明らかに落ち込んでいるのがイエローにも分かった。

「そ、そうですよね。やっぱり言いにくいですよね。何時ごろ来ます? 今、ちょうど午前11時ですけど・・・。」
【えっと・・・午後2時くらいには着けると思います。】
「分かりました、待ってますね。」
【すみません・・・。】
「いいんですよ。」

そう言ってイエローは電話を切った。クリスは相当思いつめている・・・そう思ったイエローは、ブルーに電話をした。

「クリスが?」
【はい。ボクだけだと対応できないかもしれませんし・・・。それで、ブルーさんにも来てもらえないかと・・・。】
「分かったわ、あとでアタシもそっちに行くから。」
【お願いします。】

電話を切るブルー。これは面白くなりそうね・・・ブルーの頭の中はすでに企みでいっぱいであったw
ブルーは、13時30分過ぎにイエローの家に到着した。

「イエロー、元気?」
「元気ですよ・・・ってよくそんなハイテンションでいられますね(汗 あ、もしかして何か企んでるんじゃ・・・。」
「当ったり前よ、こんなチャンス滅多に無いもの、ホホ!」
「ブルーさん・・・。」

この時になってようやくイエローは、どうしてブルーさんを呼んでしまったんだろう・・・と思うのであったw
そして、もうすぐ14時になろうという時、ピンポーンと呼び鈴が鳴った。イエローが玄関へ向かう。

「こんにちは、イエローさん。」
「お久しぶりです。中へどうぞ。」
「すみません、急に押しかけてしまって・・・。」
「大丈夫ですよ、どうせ暇でしたから。」

そう言いながら、クリスの顔を見るイエロー。クリスの表情は、今までに見たことも無いほど暗いものだった。
ただケンカしただけでなるような表情ではない・・・イエローは不安になりながらもクリスをリビングに案内する。

「来たわね。」
「ブルーさん!?」
「あ、すみません。クリスさん、相当落ち込んでいるみたいだったので、ブルーさんを呼んだんです。ボクだけの方が良かったですか?」
「あ、いえ、全然そんなことないです。すみません、ブルーさんまで・・・。」
「いいのいいの。こういうのはお互い様でしょ。」

もちろん建前であるw そんなブルーの言葉にイエローは思わず苦笑いしてしまった。

「それで、いったいどうしたんですか。」
「はい・・・。そもそも、ケンカの原因は・・・」
「原因は、あなたの誕生日。」
「え?」

ブルーの発言に、驚きの声を漏らすクリス。それもそのはず、当たっているのだから。イエローも驚いた表情でブルーを見る。

「図星ね。」
「はい・・・。でも、どうして分かったんですか?」
「アタシの情報網をナメないでほしいわね・・・って言うのはウソ。確か、クリスの誕生日って昨日だったわよね。」
「え、そうだったんですか!? すみません、何もお祝いできなくて。」
「とんでもないです。やっぱりブルーさん、すごいですね・・・。実は昨日・・・・・・」

クリスの話をまとめると、昨日、誕生日を知っているはずなのに電話1本も寄こさないゴールドに、自分から電話をかけて確認したところ
「え? 今日お前の誕生日なの? すっかり忘れてた。」と言われ、つい「あんたって人は!」と返してしまったところからケンカに発展してしかったのだという。

「まったく、ゴールドは人の誕生日も覚えられないの? 呆れるわ。ねぇ、イエロー。」
「あ、でも・・・ゴールドさんにもいろいろあったと思いますし・・・(汗」
「そうなんです。私も、イエローさんと同じで、ゴールドにも事情があるだろうから・・・と、私から電話しないように決めていたんです・・・。
 でも、時間が経つにつれて不安になって・・・気が付いたら、電話をかけていたんです・・・。」

思わず黙ってしまうブルーとイエロー。クリスにかける言葉を探しているが、見つからない。
すると、ピンポーンと呼び鈴が鳴り、続いてドアをノックする音が聞こえてきた。

「あ、ボク出ますね。」

とイエローが玄関へ向かう。ドアを開けてイエローは驚いた。だって、そこにいたのは・・・

「あ、イエロー先輩! クリスは!?」
「ゴ、ゴールドさん!? え、あ、クリスさんはいますけど・・・。」
「やっぱりここにいたんすね。」

その時、聞き覚えのある声に、クリスが玄関に出てきた。

「ゴー・・・ルド?」
「クリス! すまねぇ、オレが悪かった。」

そう言っていきなり頭を下げるゴールドに、思わず焦るクリス。イエローはそっと2人から離れ、ブルーのところへ戻った。

「ブルーさん、ゴールドさんが・・・。」
「いいから、黙って見てなさい。」
「やけに冷静ですね・・・ってもしかしてブルーさん・・・。」
「何?」
「いえ、何でも・・・(汗」

イエローはブルーに何か言いたそうだったが、ゴールドとクリスの方が気になっていた。

「お前にこんな事言っても信じてもらえるかどうか分かんねぇけどさ。オレ、本当はお前の誕生日知ってたんだよ。
けどオレ、お前が欲しいモンとか分かんなくてさ。」

頭を下げたまま話し始めるゴールド。クリスの反応は無い。

「で、ずっと考えてたら時間忘れちまって・・・気づいたら、もう誕生日終っちまってるし。そしたら、お前から電話がきてよ。
お前が欲しいモン考えてたら過ぎてたって言うの、なんかカッコ悪いからよ・・・ついああ言っちまったんだ。
まさか、お前がここまで傷つくなんて思ってなかったし・・・ホントにすまないと思ってる。」

ゴールドはそこまで言うと、さらに深く頭を下げた。それからしばらく沈黙が流れた。


「・・・ごめんね、ゴールド。」
「へ?」

いきなり口を開いたクリスに、顔を上げるゴールド。

「私が、勘違いしてたのよね・・・。私のせいで、ゴールドにもイエローさん達にも迷惑かけちゃって・・・。」
「なんでお前が謝る必要があんの?」
「え・・・。」
「お前が勘違いしたのは、オレがあんなこと言ったからじゃねーのかよ。だったら・・・悪いのはどう考えたってオレだろ。
自分で言うのもあれだけどさ・・・。」

ゴールドが少し照れくさそうに言う。ゴールドの意外な言葉に、クリスは少し驚いているようだ。

「もうひとつ謝らないとなんねーけど・・・。結局、お前の欲しいモン分かんなくってさ、結局何も用意できなかった・・・すまん・・・。」
「どうして・・・謝るの?」
「どうしてって・・・。」

さっき自分が言った言葉をそのままクリスに返され、言葉が続かないゴールド。

「ゴールドは私へのプレゼントを1日中考えてくれた・・・。それだけで十分よ。」
「クリス・・・。」
「でも、来年はちゃんと用意してよね。」
「マジかよ・・・。」

いつの間にかクリスの顔はいつも通りになっていた。それを見たブルーとイエロー。

「良かった、クリスさん元気になって・・・。」
「そうね。ま、今回はゴールドもがんばったわね。ところでイエロー、さっき何か言おうとしてなかった?」
「え・・・(汗 あの、もしかしてゴールドさんがここに来たのは、ブルーさんが連絡したから・・・だったりします?」
「あら、イエローも賢くなったわね、その通りよ。もちろん、クリスには内緒にするようにって言ってあるけどねw」
「このことがクリスさんにバレたらどうするんですか?」
「アタシには関係ないわ。」
「ハハハ・・・(汗」



初めてクリスを主役にした? 小説を書いてみましたが・・・。
やっぱり難しいですね、ゴールド×クリス。今までレッド×イエローばっかり書いてた自分が悪いんですけどw
この小説を書いていて、「うわぁ〜、この展開無いわ〜。」と言ってしまったくらいに駄作です。本当にすみません。
特に後半ですが、なんかゴールドとかクリスが壊れているような気が(ぉ もっとちゃんと性格を把握しなければ・・・。
まだまだこの後、ゴールドやシルバーの誕生日小説を書かなければならないのに、最初からこれでは先が思いやられます・・・。

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