らき☆すた小説 「何がいい?」





「かがみん、誕生日プレゼント何がいい?」

「・・・フツーそういうのって本人に聞くか?」



それは、7月が始まったばかりのある日、いつも通り教室で昼食を取っていたこなた達の何気ない会話。


「だって、あげたら実はかがみが嫌いな物でした〜、みたいなオチはイヤじゃん?」
「まぁ、そりゃそうだけど・・・。でも言ったらプレゼントが分かっちゃって楽しみが無くなるじゃないの。」


どうやら、数日後に控えたかがみの誕生日について話しているらしい。


「ムフフ〜、かがみんは乙女ですなぁ。」
「う、うっさいなぁ! つかさも何か言ってやりなさいよ。」

こなたにからかわれて恥ずかしくなったかがみは、慌ててつかさに助けを求める。


「私は新しいリボンがほしいかなぁ。」
「うんうん、つかさは素直でよろしい〜。」

逆効果になってしまった。
かがみは心の中でそうじゃないだろ!・・・と大きくツッコミを入れる。


「さあさあ、かがみも遠慮せずに何なりと申してみたまへ〜。」

そう言うこなたの後ろには、期待するような目でかがみを見るつかさの姿。
かがみの逃げ場は無くなっていた。


「そんな急に言われても、ほしいものなんて思い浮かばないわよ。」

つかさは一体何を期待しているのか分からないが、かがみはそう言うしかなかった。
そこに、思わぬ助け舟が・・・。


「そうですよね。欲しい物はあるはずなのに、いざ訊かれると欲しい物が分からなくなってしまうことってよくありますよね。」

まさかのみゆき。
残念ながら今の今までこの場にいることに気付かなかったが、そんなこと言えるはずがない。


「みゆきの言うとおりよ。さすがに去年みたいなコスプレグッズは勘弁だけど、そんなに深く考える必要はないわよ。」

みゆきに続くようにしてかがみが言う。
ついさっきまでこの場にみゆきがいることに気付かなかったが、そんなこと言えるはずがry



― キーンコーンカーンコーン ―

ちょうど昼休み終了のチャイムが鳴り、4人はまたあとで・・・と分かれていった。



そして放課後。


「あれ、つかさとみゆきは?」

こなたの教室へやってきたかがみは、2人の姿が見つからなかったためこなたに尋ねる。

「2人なら寄る所があるとかで先に帰ったヨ。」

あの2人が寄る場所ってどこなのだろう、と疑問に思いながらも、じゃあしょうがないわね・・・と昇降口へ歩き出すかがみ。
こなたもそれに続く。

・・・決して都合が良いなどとは思っていない。断じて思っていなry



「さて、かがみんや。」

昇降口を出てしばらくは2人で他愛のないおしゃべりをしていたが、話題が途切れたところでこなたが口を開く。
何よ、とかがみが反応したのを確認し、こなたは言葉を続ける。


「誕生日プレゼント何がほしい?」
「はぁ?」

無限ループフラグに思わずかがみが声を上げた。
しかし、構わずこなたは言葉を続ける。


「だって、やっぱりかがみが喜ぶものをあげたいもん。恋人としてっ!」
「い、いきなり恋人とか言うなっての!」


未だ『恋人』という単語にむずがゆさを感じるかがみは、恥ずかしさで顔が真っ赤だ。
対するこなたはしてやったりというようなニマニマ顔。

その顔を見てかがみは気付いた。またしてもからかわれたのだ。


「アンタねぇ・・・。」

いつもならここで怒って終わるのだが、今日はなぜだか仕返しをしたくなったかがみ。


「そうね、欲しい誕生日プレゼントは無いけど、強いて言うなら・・・。」
「強いて言うなら〜?」

相変わらずニマニマ顔なこなた。完全に油断していることを確認し、かがみは言葉を続けた。



「誕生日は1日中こなたと2人きりで過ごしたいわね。」

「ッ・・・!」


完全に不意を突かれたこなたの顔は、みるみる赤く染まっていく。

かがみも相変わらず顔は赤いままだが、その表情には余裕が見えた。
めったに見れないこなたの赤面顔を、まじまじと眺めているのである。


「む〜、かがみのくせに・・・。」

そんなかがみを見たこなたは、悔しくて仕方がない。
だから、さらに仕返しをすべく次の言葉を考えるのだ。


「今のかがみのセリフ、つかさ達が聞いたらどう思うカナ?」 ――




結局この日、かがみへの誕生日プレゼントが決まることはなかったという。




最後まで読んでくださった方、本当にありがとうございました。

なんかダラダラと長い文章になってしまったわりには、何が言いたいのか分からない作品になってしまいましたが・・・。
一応かがみんの誕生日小説ですが、誕生日数日前という設定にしてみました。

で・・・、私の小説はなぜかつかさとみゆきが空気になってしまいます(orz
決して嫌いなわけじゃないんですよ?
ただ、「こなた×かがみ」で書いてしまっている以上、どうしても出番が少なくなってしまうわけでして・・・。

いつかつかさ視点とかみゆき視点の小説も作るつもりです。




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