調査日:2020年4月11日、公開日:2022年11月10日


国道152号線旧道(大川トンネル)
(浜松市)



国道152号線は、長野県上田市と静岡県浜松市を結ぶ延長260kmを超える路線です。
上田市内や茅野市内、浜松市内など、交通量が多い区間がある一方、山岳区間には車両交通不能区間があるなど、状況は場所によって様々です。
長野県と静岡県を結ぶ数少ない重要な道路であるため、バイパスの建設や線形改良が随所で行われており、今回紹介する旧道もそのうちの1つとなります。

目標物が少ないため、まずは広域の地図でおおまかな場所を確認します。
今回紹介する旧道は、左の地図の中央上側、丸で囲んだ部分、国道152号線の中でも終点に近い浜松市天竜区にあります。
地図の中央下側にある天竜二俣駅は天竜浜名湖鉄道の駅となっています。






地図は国土地理院の電子地形図を使用







旧道付近を拡大した地図です。

船明ダム湖と書かれた蛇行している大きな川が天竜川、それに並走するように通っている赤いラインの道路が国道152号線となります。
地図の南東(右下)、緑色のラインの場所が紹介する旧道で、トンネルひとつ分の短い旧道となります。
なお、天竜川を挟んだ対岸を通っている黄色いラインの道路は県道360号線です。

地図を見る限り、旧道は軽車道(道路幅1.5m以上3m未満)として書かれていますが、はたしてどんな状況となっているのでしょうか。

それでは、地図の南側(下)から北(上)方向へ向かってレポートしていきます。
まずは、現道からスタートします。


地図は国土地理院の電子地形図を使用





2車線幅の快走路が続く国道152号線。
このあたりは、まだまだ沿線に集落や道の駅などがあり、交通量も多いです。








前方にトンネルが見えてきました。
と同時に、いかにも旧道といった雰囲気の分岐が現れました。
まずは、このまま現道を進みます。






※この画像はマウスを乗せると切り替わります(少々時間がかかる場合があります)。


旧道との分岐を過ぎると、現道はすぐにトンネルに入ります。
坑口が斜めにカットされたようなデザインとなっており、坑口直上に設置されることが多い扁額が、坑口左下に置かれています。







そして、すぐ脇には銘板も設置されており、一通りのスペックが記載されていました。
1983(昭和58)年1月竣功、延長356m、幅員7.0m、高さ4.5mとなっており、おおよその旧道化の時期が分かります。







大川トンネルの内部はゆるやかな右カーブとなっています。
センターライン付きの車道に加え、歩道も設置されており、車・歩行者ともに快適に通行できます。








※この画像はマウスを乗せると切り替わります(少々時間がかかる場合があります)。


大川トンネルを抜けると、すぐに左側から旧道が合流してきます。
まさに典型的な旧道のパターンと言えます。






※この画像はマウスを乗せると切り替わります(少々時間がかかる場合があります)。


大川トンネルの長野側坑口は、一般的なトンネルと同様となっており、扁額も坑口直上に設置されています。
扁額が若干出っ張っているため、その直下のみ汚れがあまり付いていません。
本来は白色のコンクリートだったようですが、長年の汚れで全体的に薄緑色になってしまっています。






それでは、次のページでは旧道を探索します。


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