調査日:2018年3月18日、公開日:2018年11月1日


国道362号線旧道区間(光路沢トンネル周辺)
(旧道編)



国道362号線、光路沢トンネル付近の旧道を探索しています。
続いては、旧道区間をレポートしていきます。

赤いラインが国道362号線の現道です。
そして、緑のラインが旧道となります。
また、旧道に平行するように流れている川は二俣川となります。

現道のレポートと同じく、基本的に地図の左(西・浜松市街側)から右(東・千頭側)へ向かっていきます。


地図は国土地理院の電子地形図を使用






現道と旧道の分岐点です。
旧道は、ここを左へ入ります。






旧道の入口は、特に立ち入りを制限するようなものはありません。
現在は管理されているのか分かりませんが、旧道沿いに畑のようなものがあるためだと思われます。







※この画像はマウスを乗せると切り替わります(少々時間がかかる場合があります)。

旧道に入ってすぐ、支柱に静岡県のシールが貼られた落石注意と右方屈曲ありの標識が設置されています。
おそらく、現役時代から設置されているのではないでしょうか。





標識のとおり右へカーブする途中、橋が架かっています。





  
親柱は設置されていませんが、欄干の土台となっているコンクリート部分に、銘板が4枚埋め込まれていました。
これによると「光路沢橋」・「こうろざわはし」とのことで、現道の「新光路沢橋」の先代に当たる橋のようです。





残り2枚は竣功年月が刻まれており、1980(昭和55年)年3月竣功となっています。
以外と新しい橋というイメージですが、架け替えが行われたと思われます。

というのも、地理院地図の航空写真で見ると、1974(昭和49)年〜1978(昭和53)年の間に撮影された写真と、1979(昭和54)年〜1983(昭和58)年の間に撮影された写真では、明らかに橋の幅が異なっているのです。
かなり幅の狭い橋に見え、交通量の増加によって架け替えられたと思われます。






※この写真は、浜松市街方面を振り返って撮影しています

光路沢橋を渡った旧道は、現道に進路を遮られるように進路を90度左へ変えます。
・・・って、いくらなんでもこの線形は違和感しかありません。







※この画像はマウスを乗せると切り替わります(少々時間がかかる場合があります)。

さらに、左カーブの直後には「林道只来線」と書かれた標識が出現しました。
道の様子も明らかに光路沢橋までのものと異なりますし、これは旧道ではないと判断・・・。
では、旧道はどこへいってしまったのかというと・・・。






※この画像はマウスを乗せると切り替わります(少々時間がかかる場合があります)。

赤いラインのように続いていたと思われます。
現道の建設によって、寸断されてしまったようです。
旧道の入口が封鎖されていないのは、林道の入口も兼ねていたためのようです。






※この画像はマウスを乗せると切り替わります(少々時間がかかる場合があります)。

旧道は、現道が光路沢トンネルへ入る直前で横断していたようです。
旧道時代のものかは分かりませんが、側溝が目印になります。
また、この部分のみ現道のガードレールが設置されていません。





現道の先は、いきなり竹藪から始まります。
これまでの旧道の状況とはあまりにも異なっており、本当に同じ道路の続きなのか疑いたくなります。
現道の建設によって、地形が改変されてしまったのでしょうか。

夏場の探索は相当な苦痛になると思われます。






藪をかき分けていくと徐々に視界が開け、前方にガードレールと路面が見えてきました。







※この画像はマウスを乗せると切り替わります(少々時間がかかる場合があります)。

旧道の路面にたどり着くと、朽ち果てた3基のバリケードが出迎えてくれました。
以前はしっかりと立って役目を果たしていたのでしょうが、今では廃道区間を遮るものはありません。
わずかな区間でしたが、まるで別世界の光景でした。






※この画像はマウスを乗せると切り替わります(少々時間がかかる場合があります)。

バリケードを越えた先に現れたのは、非常に道幅が広いカーブ。
内側へ向けてカントも付けられています。
外側にはカーブミラーが設置されていますが、今では一部がひび割れてしまい、よく見えません。
なお、正面のプレハブ小屋は今でも使用されている雰囲気があり、ここまでは旧道も使用されているようです。





大カーブを外側から撮影してみました。
このカーブで、ほぼ180度進む方向が変わります。
いくら広いカーブとはいえ、ボトルネックであることに変わりはなかったのでしょう。

ちなみに、過去の航空写真を見ると、この大カーブはセンターラインが異常に広く取られており、特に路肩に何かあったわけではないようです。






大カーブを過ぎると、本来の幅に戻ります。
この部分には、わずかにセンターラインらしきものが残っています。







※この画像はマウスを乗せると切り替わります(少々時間がかかる場合があります)。

この区間は、すれ違うには明らかに幅が足りず、旧道化した原因の一つだと思われます。
ちなみに、この場所には反対向きに右方屈曲ありの標識が設置されていますが、先ほどの大カーブは右方屈折ありの標識のほうが良いのでは・・・。
なお、支柱には静岡県のシールが貼られています。





まもなく、現道に合流します。
このあたりは、現道の建設時に線形が若干変更されているように見えます。






そして、現道に合流しました。
こちら側は「この先行き止まり」の看板とロープによる簡易的な封鎖が行われていました。
徒歩であれば脇から抜けることができます。
ただし、先ほども書いたとおり、現在も旧道は別の用途で使用されている可能性があるため、注意が必要です。






短いながら、見どころが多い光路沢トンネル周辺の旧道区間。
夏場の探索は控えたほうが良いかもしれませんが、おすすめの旧道です。



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