調査日:2019年2月24日、公開日:2019年7月9日


国国道413号線旧道区間(笹久根トンネル周辺)
(道志村)




国道413号線は、山梨県富士吉田市と神奈川県相模原市を結んでいます。
道志村の主要道路となっていることから「道志みち」という愛称が付けられ、交通量は少なくありません。
現在は、ほとんどの区間がセンターライン付きの2車線幅となっており、走りやすく首都圏から近いため、休日にはツーリングやドライブのコースとしても人気があります。
しかし、その走りやすさは多くの改良を受けてきたために実現しているもので、随所に旧道が存在します。
今回は、その旧道のひとつを紹介します。

その旧道は、左の地図の赤丸で囲んだあたり、笹久根と呼ばれる地区にあります。
周辺に目立った目印が無いため、かなり縮尺を縮小したものとなります。
地図の左側(西側)が富士吉田方面、右側(東側)が相模原方面となります。
また、右上から左下に向かって引かれている境界線は県境で、左側が山梨県、右側が神奈川県です。
今回紹介する旧道は、かなり県境に近い位置にあることが分かります。


地図は国土地理院の電子地形図を使用








赤丸部分を拡大した地図です。
赤いラインの道路が国道413号線、緑のラインが旧道となります。
トンネル1つ分、距離にして300mほどの非常に短い旧道です。
この地図には、未だに旧道が細いラインで描かれていますが、実態はいかに・・・。

地図の左(西側)から右(東側)へ向かってレポートしていきます。
まずは、現道から調査していきます。


地図は国土地理院の電子地形図を使用






休日には、ツーリングやドライブと思われる車が多く通行する国道413号線。
この写真にはたまたま車は写っていませんが、時期によってはかなり交通量が多いです。
信号が少なく、線形も比較的良いので走りやすい道路です。

遠くに見えるトンネルが、先ほどの地図に記載されているものです。






まもなくトンネルというところで、左側にいかにもな分岐が現れました。
側溝の続く方向からも、旧道であることが一目瞭然です。
とりあえず、今は現道をこのまま進みます。





現道は、まっすぐにトンネルに向かっていきます。
今のところ、この現道がいつ頃開通したのかは分かりませんが、ガードレールや路面のくたびれ具合を見ると、そこまで新しいわけではないようです。







※この画像はマウスを乗せると切り替わります(少々時間がかかる場合があります)。

そして、トンネルに入ります。
大きな扁額には「笹久根トンネル」と書かれています。
笹久根は、先ほどの地図にも書いてあるとおり、このあたりの地名です。
なお、笹久根トンネルのすぐ上に見えるガードレールは旧道のものです。





また、坑口左側、ちょうど目線の高さにはプレートも埋め込まれており、これによると1992(平成4)年12月の竣功となっています。
ということは、現道の開通は1992年ないし1993年頃と推定できます。
すでに30年近くが経過しているのなら、あのくたびれ方も納得です。






延長159mと短めな笹久根トンネルですが、右へカーブしているため出口を見通すことはできません。
なお、トンネル内は2車線+片側に歩道となっており、安心して歩くことができます。






ずっと右カーブのまま、出口となります。
カーブしていますが、トンネルの幅が広いので見通しが悪いということはありません。






笹久根トンネルの相模原市側坑口です。
富士吉田市側坑口と共通のデザインとなっています。

歩道はあまり利用されていないのか、かなり植物に侵されています。
植物が繁茂する夏場は通れなくなってしまうのではないでしょうか。






笹久根トンネルを抜けると、すぐに右側から旧道が合流してきます。
富士吉田市側のような分岐ではなく、T字路のような形となっています。






旧道との合流地点です。
ゲートらしきものは設置されていますが、今でも通ることができそうです。
旧道は、現道との合流直前でかなりの勾配となっていますが、これは現道建設時に現道と接続させるために改良が加えられているのではないかと思われます。

それでは、旧道の探索に向かいましょう。



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