調査日:2013年10月28日 公開日:2018年9月20日


境川橋
(三島市・清水町)



境川橋は、静岡県三島市と駿東郡清水町の境界にあります。
左の地図でいうと、左下の短い赤ラインで示した場所となります。

伊豆箱根鉄道の三島広小路駅から近く、付近は住宅街となっています。
また、すぐ近くには 千貫樋 があります。
なお、境川橋がある道路は静岡県道145号線となっており、国道1号線の旧道にあたることから、地元では「旧道」と呼ばれています。

今回は、左下から右上に向かってレポートしていきます。


地図は国土地理院の電子地形図を使用






県道145号線は、狭いながらも2車線の幅があり、比較的交通量の多い道路です。
写っている信号機は、地図の左下、県道同士が交差している交差点となります。
手前にバス停が写っていますが、日中は1時間に2本程度とまずまずの本数が運行されています。

境川橋は、この信号を越えたすぐ先にあります。







境川橋です。
幅のわりに短いため、注意していないとあっという間に通り過ぎてしまいます。





欄干です。
それほど大きな橋ではありませんが、非常に重厚な造りとなっており、かなり昔の橋であることが分かります。

北側の欄干には、この境川橋に平行して架かっている千貫樋の看板が設置されています。
千貫樋について、詳しくは こちらのレポート をご覧ください。







※この画像はマウスを乗せると切り替わります(少々時間がかかる場合があります)。

この境川橋が架かっている境川は、今は三島市と清水町の境界となっていますが、実は遠い昔には駿河国と伊豆国の"国境"でした。
現在の境川橋が架けられた頃には、当然ながらすでに国境ではありませんでしたが、歴史を重んじて重厚な欄干となったのではないでしょうか。
それだけに、欄干にめり込むように設置されたこの看板は残念でなりません。

なお、看板を設置した当時は、まだ境川橋周辺には建物も少なく「千貫樋」が良く見えていたのでしょうが、現在は住宅地となっており、かろうじて木々の隙間から見える程度となっています。





親柱です。
飾り気はありませんが、欄干と一体的になったデザインとなっています。

また、窪んでいる部分には橋の名前や竣功年月が刻まれています。





  
4ヶ所刻まれているうち、2ヶ所は漢字とかなでそれぞれ橋の名前が入っています。
かなのほうは「さかひかは"尢"し」と書かれているように見えますが、繰り返しを意味する重ね字だと思われ、実際には「さかひかははし」だと思われます。





そして、残り2ヶ所には竣功年月が刻まれていますが、なんと「昭和4年3月」とかなりの古参でした。

この時代はまだまだ自動車自体が珍しく、橋ももっと狭い幅でも十分通用したはずですが、現代でも2車線を余裕で確保できる幅を持っていることからも、いかに境川橋が重要な位置づけであったかがうかがえます。






今も多くの交通を支え続ける境川橋。
これからも末永く活躍していただきたいものです。



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