調査日:2013年11月04日


芝浦橋
(三島市)



静岡県三島市の街中に、非常に古い橋を見つけました。


周辺の地図です。
中ほどの赤ラインが橋のある場所ですが、北には文化会館、西には三島広小路駅、東には三嶋大社がある、三島市の中心部となっています。

このレポートでは、北側(上)から南(下)へ向かって調査していきます。


地図は国土地理院の電子地形図を使用






その橋があるのは、ごくごく一般的な市道です。
幅も普通車同士がすれ違えるほどしかなく、地元住民が抜け道として使うくらいで交通量も多くありません。







これが、その橋です。
長さは10mほどで、それほど目立つ存在ではありません。
跨いでいる川は、ほとんどの地図には名前が掲載されていませんが「御殿川」といい、全長5kmほどの短い川です。






親柱は4本存在し、それぞれ銘板が設置されているほか、彫り込みによる装飾が施されています。
ただ、親柱のうち1本はこのように後年になって設置されたガードパイプとキス寸前の状況に・・・。
銘板もまともに読み取らせてくれません・・・(ちなみに銘板は竣功年月でした)。




  
4枚ある銘板のうち、2枚は橋の名前となっており、「芝浦橋」・「しばうらはし」と刻まれています。
自動車が接触したのか、残念ながら2枚とも一部が破損していました。





そして、残りの2枚には竣功年月が刻まれているのですが、気になる竣功年月はなんと「昭和2年3月」!
今まで見てきた橋の中でもかなりの古参です。

県道や国道などの幹線道路やその旧道では古くから橋が架かっていても不思議ではありませんが、こんな住宅地の中にある市道でここまで古い橋があるとは・・・。
もしかすると、すぐ近くにある三嶋大社が関係している可能性があります。







※この画像はマウスを乗せると切り替わります(少々時間がかかる場合があります)。

欄干です。
緩やかなかまぼこ型になっており、頂点となっている部分のみ、欄干のデザインが異なっています。
頂点付近は、路面を削り取ったような跡が見られることから、竣功当時は路面も欄干と同様にかまぼこ型になっていたのではないかと思います。
後年になって、路面のみ平坦にしたのではないでしょうか。






※この画像はマウスを乗せると切り替わります(少々時間がかかる場合があります)。

反対側です。
左側の親柱は、まるで宙に浮いているかのように見えます。
実際には親柱の下に土台があるので、落ちる心配は無いのだと思いますが・・・。
後年になって側溝が整備され、このような状況になったのでしょう。





昭和一桁台生まれの歴史ある芝浦橋。

交通量の少なさが幸いしてか、橋自体は大きな改修などをされることなく、ほぼ原形を留めていると思われます。
これからも、末永く活躍してほしいものです。



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