調査日:2014年8月13日


静岡県道17号線旧道(久料地区)
(沼津市)




静岡県道17号線は、沼津市口野を起点とし、伊豆市土肥までを結ぶ道路です。
駿河湾沿いを走る場所が多く景色に富んでいますが、幅の狭い個所があるうえに路線バスが通っているため、すれ違いに難儀する場所もあります。

県道17号線は古くから存在しており、各所に旧道が見られます。
今回は、その中でも西浦地区の久料(くりょう)という地域にある旧道を紹介します。
左の地図で、黄色のラインが現道、赤いラインが旧道となります。
地図で見ても分かるように、数百メートルほどのミニ旧道です。

この調査では、沼津市側(右側)から伊豆市側(左側)に向かいます。
また、写真は基本的に伊豆市側を向いて撮影しています。

ちなみに、近くには 久連(くづら)地区の旧道 もあり、雰囲気も共通している点が多いです。


地図は国土地理院の電子地形図を使用






この地区の県道17号線は、駿河湾に沿うようになっています。
中央線が現れては消え、消えては現れてを繰り返す、1,5車線から2車線の幅が続きます。

しかし、交通量は比較的多く、路線バスも運行されています。






旧道との分岐点です。いかにもといった感じで左側に分岐していくのが旧道、そのまままっすぐ続いているのが現道です。
まずは、このまま現道を進んでいきます。




旧道と分岐した直後、両側に歩道が現れました。
決して歩行者は多くありませんが、飛ばしてくる自動車が多いので、安心して歩くことができます。

写真右側には東海バスの「久料」停留所があります。
木の棒を立てて時刻表を設置しただけの非常に簡素なポールです。
本数は日中概ね1時間に1本程度あります。







※この画像はマウスを乗せると切り替わります(少々時間がかかる場合があります)。

しばらく進むと、橋を渡ります。
かなり短い橋ですが、歩道用の橋もしっかりと設置されています。





  
橋の名前は、この地区の名前をそのまま取った「久料橋」でした。
銘板は4ヶ所設置されており、漢字で「久料橋」と書かれた銘板と、ひらがなで「くりょうはし」と書かれた銘板が1枚ずつ設置されています。




残り2枚は竣功年月で、昭和55年3月の竣功となっています。

電子国土Webの空中写真を見ると、1974(昭和49)年〜1978(昭和53)年の間に撮影された写真には現道の姿はありません。
一方で1979(昭和54)年〜1983(昭和58)年の間に撮影された写真には真新しい現道を確認することができます。

これにより、久料橋の竣功年月は現道の開通時期とほぼ一致していると思われます。







※この画像はマウスを乗せると切り替わります(少々時間がかかる場合があります)。

久料橋を渡り終えると、今度は反対側に久料の停留所が現れます。
先ほどの簡素なポールが沼津駅行きのものだったのに対し、沼津駅と反対側の方面へ向かうこちらの停留所は待合室まであります。
普通は逆なのでは・・・。






※この画像はマウスを乗せると切り替わります(少々時間がかかる場合があります)。

しかし、待合室に設置されている看板は古めかしい書体となっており、中を覗いてみるとボロボロ・・・。
現在はほとんど使用されていないようでした。






現道は、駿河湾に沿ってゆるやかな右カーブを描きます。

過去の航空写真を見ると、このあたりは元々入り江のようになっており、現道を建設するために埋め立てたようです。






やがて、左側から旧道が合流し、新道区間は終了します。






旧道との合流地点を振り返ります。
こちら側も、いかにもといった雰囲気の合流となっています。
旧道と合流した途端に歩道が消滅しています。




次のページでは、旧道を調査します。


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