調査日:2015年2月23日・2015年4月24日、公開日:2016年8月10日


県道17号線旧道(長井崎トンネル)
(沼津市)




静岡県の東部に位置する沼津市。
伊豆の玄関口としても知られ、中心地は比較的栄えています。

静岡県道17号線は、市街地から外れた沼津市口野を起点とし、伊豆市土肥までを結ぶ道路です。
沼津市街地から戸田方面へ向かう最短ルートとなっているため、交通量はそこそこ多いです。
駿河湾沿いを走る場所が多く景色に富んでいますが、幅の狭い個所があるうえに路線バスが通っているため、すれ違いに難儀する場所もあります。

県道17号線は古くから存在し、各地に旧道が点在しています。
当サイトでも過去に数ヶ所取り上げていますが、今回は長井崎トンネル周辺にスポットを当ててみます。


地図は国土地理院の電子地形図を使用







黄色いラインが現道の県道17号線、赤く着色したラインが旧道となっています。
現道が長井崎トンネルで直線的に通過する一方、旧道は海岸線沿いを回り込む線形となっており、よく見る旧道・新道の関係に思えます。
ただ、地図をよく見ると、旧道から続く道沿いに学校があり、果たしてどのようになっているのか気になるところです。

そして、アニメファンの中で「長井崎」という言葉に聞き覚えのある方もいるのではないでしょうか?
実は、この学校こそが「ラブライブ!サンシャイン!!」の主人公たちが通っている浦の星女学院のモデルとなっているのです。
PVやアニメ内では学校周辺の景色も頻繁に登場し、今や聖地巡礼に訪れるアニメファンで賑わっている界隈といえます。

ちょうどアニメが放映中のこのタイミングで公開するのは、決して狙っていたわけではry


基本的には、地図の右(東)から左(西)へ向かってレポートしていきます。


地図は国土地理院の電子地形図を使用







※この画像はマウスを乗せると切り替わります(少々時間がかかる場合があります)。

東海バスの「城下橋」(現在は「長浜城跡」に改名されています)バス停からスタートします。
未だに離合が難しい狭い場所も残る県道17号線ですが、この地区は快適な2車線幅が続きます。





しばらく進むと、不自然に歩道が広がっている場所があります。
住宅の並びも、この付近だけ県道から離れています。

ということは・・・







案の定、旧道との分岐点でした。
1車線幅の旧道が左へ分岐していますが、まずは現道をそのまま進みます。





現道は、引き続き快適な2車線道路があります。

旧道が分岐してすぐに、東海バスの「重須」バス停があります。
路線バスは旧道を辿っていることも多いですが、さすがにこの場所は現道を走っているようです。






現道は、ゆるやかな左カーブを描きます。
遠くに、長井崎トンネルが見えてきました。






カーブを終えると、現道は長井崎トンネルに吸い込まれていきます。

トンネルの手前には信号機のある交差点があり、ここで交差している道路が先ほど別れた旧道です。

反対側から来ると、長井崎トンネルを抜けてすぐに信号機があるという状況になり、若干危険な線形と言えます。
(旧道側の信号が感応式となっているので、そんなに頻繁に現道側の信号が赤になることはありませんが・・・)







※この画像はマウスを乗せると切り替わります(少々時間がかかる場合があります)。

信号を越えるとすぐに長井崎トンネルとなります。
1992年3月の竣功ということで、まだ比較的新しいトンネルのため、坑口は少しデザインに凝った造りとなっています。






※この画像はマウスを乗せると切り替わります(少々時間がかかる場合があります)。

扁額です。
「長井崎トンネル」と書かれており、右側には竣功当時の沼津市長の名前が刻まれています。





長井崎トンネルの内部です。
ほぼ直線で、こう配もほとんど無い申し分ない線形です。
歩道があるので安心して歩けますが、この線形のせいでかなり飛ばしてくる車が多いです。







※この画像はマウスを乗せると切り替わります(少々時間がかかる場合があります)。

トンネルの中間に近い部分には、天井からアームが延ばされ信号機ありの標識が設置されていました。
蛍光灯によって標識の内部から照らせるようになっているようですが、点灯しておらず、非常に分かりにくいです。






※この画像はマウスを乗せると切り替わります(少々時間がかかる場合があります)。

長井崎トンネル戸田側坑口です。
沼津市街側とは異なったデザインとなっています。
扁額は、沼津市街側と同様のものでした。






現道は、長井崎トンネルを抜けると左へカーブし、その途中で右側から旧道が合流してきます。
信号機は設置されていません。





旧道と合流してすぐに、東海バスの木負東口バス停があります。
ちなみに、「木負」は「きしょう」と読み、なかなかの難読です。







木負東口バス停を過ぎてすぐ、旧道は左へ分岐していきます。
なんとも慌ただしい・・・w





旧道が分岐すると、現道はゆるやかに右へカーブしていきます。
旧道の分岐を境に、現道の歩道が右側のみになりました。
その歩道についても、つい最近整備されたばかりのように見え、かつては歩道が無かったのではないかと思われます。







※この画像はマウスを乗せると切り替わります(少々時間がかかる場合があります)。

現道が、右カーブを続けながら橋に差し掛かります。
車道2車線+片側に歩道となっていますが、おそらく歩道はあとから追加されたものではないでしょうか。




  
銘板です。
銘板は、ガードレールに直接設置されており、4枚のうち1枚は「よしづまばし」、2枚は「昭和38年3月竣功」とそれぞれ書かれています。
ガードレールに合わせて銘板が湾曲しているのが特徴的です。





残りの1枚は橋の漢字名が書かれていますが、手前のガードレールに最初の1文字が隠されてしまっています。
おそらく「吉妻橋」だと思いますが・・・。
また、隣には吉妻橋を建設した会社名が書かれた銘板もありますが、森製・・・?
「木戈」なんて漢字あったっけ、と調べてみたところ、一応「ザイ、まるた」という読みがあり、「材」の異体字のようです。

一応会社名を検索してみましたが、ヒットしませんでした。







※この画像はマウスを乗せると切り替わります(少々時間がかかる場合があります)。

吉妻橋を渡ると、青看板があります。
この青看板が示している交差点が、旧道との合流地点となります。





現道が再び右へカーブを始めたところで、旧道との合流点が見えてきました。

このあたりは、一応センターラインは引かれているものの、長井崎トンネル付近と比較すると明らかに幅が狭いです。
長井崎トンネルの竣功が1992年、吉妻橋の竣功が1963年となっており、同じ現道でも開通時期が異なっているため、それが道幅にも反映されているといえます。







旧道との合流地点です。
信号機などは設置されていません。

それでは、続いて旧道をレポートしていきます。


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