調査日:2020年1月4日、公開日:2023年2月1日


阿原田橋
(富士市)



静岡県富士市に歴史のある橋を見つけたので、調査してきました。


その橋は、左の地図で赤色のラインを引いた場所にあり、岳南電車の岳南原田駅近くとなります。
黄ラインの道路は県道22号線となっており、県道上にある橋となっています。

地図を見ても分かるように周辺は住宅地や工場地帯となっていますが、果たしてどのような橋なのでしょうか。



地図は国土地理院の電子地形図を使用






富士急静岡バスの原田駅前バス停。
バス停名のとおり、50mほど前方へ進むと右側に岳南原田駅があります。
この50mの間に、今回紹介する橋があるのですが、どこにあるか分かるでしょうか。







よほど足元を気にしていないと、歩いていても見逃してしまいそうなくらい短く、そして欄干の低い橋です。
全国Q地図によると、延長はわずか3.5mしかありません。




  
こんな小さな橋ですが、欄干にしっかりと4枚の銘板が設置されおり、うち2枚は漢字とひらがなで橋名が刻まれています。
残念ながら下部がアスファルトに埋められてしまっており、一部読み取れなくなっていますが、所在地から考えて「阿原田橋」・「あわらだは(ば)し」でしょうか。
「静岡県 個別施設計画(橋梁)」でも「阿原田橋 (アハラダバシ)」と記載されていることから、間違いはないと思われます。




残り2枚は竣功年月となっており、昭和27年7月と刻まれていました。
「廿」の文字が「十十、」のようなあまり見掛けない書き方となっています。
また、銘板の上の欄干部分に、銘板と同じくらいの幅の溝があり、もしかしたら元々はこの位置に銘板が設置されていたのかもしれません。




側面です。
本来なら河川の上になる構図ですが、後付けの歩道が欄干の外側にあるため、撮影することができました。
この角度で見ると、橋が県道に対して斜めに架けられているのが分かります。
また、路面がアスファルトで嵩上げされている様子も見ることができます。
元から欄干が高い橋ではなかったとは思いますが、嵩上げの結果、さらに目立たなくなってしまったのではないでしょうか。
嵩上げ分だけでも、相当阿原田橋に負担が掛かっていそうですが、大丈夫なのでしょうか。






わずか3.5mの長さとはいえ、交通量の多い県道を支えている阿原田橋。
銘板が設置されていることからも、重要な橋であることが窺えます。
こらからも、末永く活躍してほしいものです。



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