ゆるゆり小説 「お見舞いじゃないもん」





つまらない・・・。

それもこれも、向日葵が学校を休むからいけないんだ!
なんで風邪なんてひくんだよー。
私の遊び相手をするという使命を忘れたのか!!

むぅ・・・



「櫻子ちゃん、今日元気ないね?」

お、あかりちゃんだ。
ゴメン、話しかけられるまでまったく存在に気づかなかったよ・・・。

「そんなことないってー。櫻子はいつでも元気なのだ!」

向日葵がいないから・・・、なんて意地でも言わないし。
私にもプライドというものがあるからね!


「そんなこと言って、本当は向日葵ちゃんがいないから寂しいんでしょ?」
「そっかぁ、今日向日葵ちゃん風邪でお休みだもんね。」

ちなつちゃんいつの間に! ってか鋭い、鋭すぎるよ!!
とりあえず何か言い訳を・・・

「ち、ちげーし! ひ、向日葵なんてどうでもいいし。」
「明らか動揺してるね。」
「それに顔真っ赤だよ?」

逆効果だったー! 恥ずかしすぎる・・・。
うぅ、私のプライド・・・。


「じゃあ今日の放課後、向日葵ちゃんのお見舞いに行かない?」
「そうだね。きっと向日葵ちゃんも寂しいと思ってるもんね!」
「もちろん櫻子ちゃんも行くよね?」

あれ、なんかいつの間にかお見舞いに行くことになってる?
私は別に行く必要無い・・・

「行・く・よ・ね?」
「は、はいっ! 行きます!!」

ちなつちゃん! 目が怖いよっ!!
行くって言うしかないじゃん・・・。






―― ピンポーン

結局、向日葵の家まで来ちゃったよ・・・。
と言っても、私の家の隣なんだけどさ。

――ガチャッ

「あ、櫻子おねーちゃん! いらっしゃいなの。」
「おー、楓か。」
「向日葵ちゃんの妹? かわいー!」
「お姉ちゃんのお友達? こんにちはなの。」

そういえばあかりちゃんもちなつちゃんも、楓と会うのは初めてだっけ。
あとで楓にちゃんと紹介してやるかな。
とりあえず今は・・・

「向日葵は?」
「部屋で寝てるの。」

寝てるってことは、まだ具合悪いのかなぁ。


「もしかして、お見舞いに来てくれたの?」
「え? いや、そんなんじゃなくって、向日葵の弱っている姿を見に・・・」
「そうだよ、お見舞いだよー。」

あーもう!
あとで向日葵にからかわれるから、楓には言いたくなかったのにー。
あかりちゃん、素直すぎるよ・・・。




―― コンコン
―― ガチャッ

「失礼しまーす。」
「あら、赤座さんに吉川さん、櫻子までどうしたんですの?」
「いやぁ、弱っている向日葵の無様な姿を見に来て・・・」
「お見舞いだよ。」

今度はちなつちゃん! というか絶対ワザとでしょっ!!


「そんなお見舞いだなんて、ただ風邪をこじらせただけですのに。」
「友達だもん、当然のことだよ。」
「ありがとう。」

なんだよ、向日葵の奴。しおらしくなっちゃって。

「具合はどう?」
「心配いりませんわ。明日には普通に登校できると思いますわ。」
「良かった〜。」
「でも、向日葵ちゃんが学校を休むなんて珍しいね。」
「そうですわね。ほとんど学校を休んだことはありませんわ。今日はちょっと油断しましたわね・・・。」

そーいえば、最後に向日葵が学校を休んだのはいつだったかな・・・。
確か、小学5年生の・・・って何考えてんだ私はっ!


「思ったより元気そうだし、そろそろ帰ろっか。」
「うん、長居しちゃ悪いもんね。」
「別に良いのですけど、分かりましたわ。」

よし、とっとと帰るぞー。

「赤座さん、吉川さん、今日はありがとうですわ。」
「お礼なんていいよぉ。早く元気になってね!」
「はい。櫻子も、ありがとう。」
「ッ・・・。」

なんだよ、いつもはお礼なんて言わないくせに・・・。
調子、狂うじゃんか。

「別に、私は見舞いに来たわけじゃないけど・・・。」

こんなの、向日葵じゃない。

「早く直して、いつもの向日葵に戻れよ。そして、私と遊べっ!」
「・・・。」

あれ、なんかちなつちゃんがすごい笑顔でこっち見てる・・・。
もしかして、勢いに任せて恥ずかしいセリフ言っちゃった!?


「行くよ、あかりちゃん、ちなつちゃん!」

もう、逃げるしかないっ!

「ちょ、ちょっと櫻子ちゃん! 待ってよ〜。」
「じゃあね、向日葵ちゃん。」
「え・・・ええ。」

『おじゃましましたー!』


うわあああああん!
普段だったら絶対にあんなこと言わないのにーっ!
向日葵が変なこと言うからいけないんだっ。向日葵のアホー!!







「櫻子、早くしなさいな。遅刻するわよ。」
「ちょっと待ってよー。」

向日葵め・・・。昨日はあんなに静かだったのに、完全にいつも通りになってやがる!
こっちは昨日のあの言葉が忘れられなくて全然眠れてないってのにさ。


「朝からうるさいぞ、おっぱい星人!」
「誰がおっぱい星人よっ! それに、早くいつもの向日葵に戻れって言ったの、あなたじゃありませんの。」


!?

「忘れろおおおおお!!」



最後まで小説をお読みいただき、ありがとうございました。

2作目となる「ゆるゆり」小説でしたが、いかがでしたでしょうか?
ここ半年間、就職活動が忙しく、まったく小説を書いていなかったので、リハビリの意味も兼ねてこの小説を書きましたが・・・

こ れ は 酷 い

まとまりがまったく無いうえに、最後の締め方も最悪・・・。タイトルもまったく思い浮かばず・・・(orz
かといって、このまま書き続けてもダラダラと長くなってしまうような気もしたので、強制的に終わらせました。
お見苦しい作品を公開してしまい、申し訳ございません。

さて、7月からは「ゆるゆり」2期が放送されます! 「ゆるゆり」をリハビリ小説に選んだ理由も、実はこれだったりします。
2期の展開次第では、今後も「ゆるゆり」小説が増えるかもしれませんw


ご意見・ご感想をお待ちしております。



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